東京湾岸エリアで探すなら「多機能な街」かどうかが決め手

都心からの距離圏別空き家の状況は、60~70キロ圏45パーセント、50~60キロ圏30パーセント、40~50キロ圏23パーセント、30~40キロ圏20パーセント、20~30キロ圏15パーセント、10~20キロ圏13パーセント、0~10キロ圏15パーセントで、郊外になればなるほど空き家が多くなっていることが分かります。住宅立地は明らかに都心へと軸足を移してきています。

今後のマンション立地として有望なのは、都心から0~20キロ圏内。そのなかで新築を探すなら東京湾岸エリア、中古を探すならコストパフォーマンスの良い築20年前後であれば港区・品川区、構造・性能面で新築とひけをとらず、手の届きやすい価格のものを、というのであれば東京湾岸エリアを中心に探してみましょう。

その際、留意したいのは、かつてのニュータウンのように、住宅しかないベッドタウンは避けるということです。新興住宅地として開発されたベッドタウンとしてのニュータウンは、そこに住む住民の生活利便性を最低限確保するための、最低限の商業・教育施設以外には業務系、文化系等の施設はほとんどありません。

このように街の機能が単一化されていて、仕事する、学ぶ、遊ぶ、といった多様な機能が街に備わっていないと、街から出ていく人はいても、新たに流入してくる人はあまり期待できません。そうなると、最初に移り住んできた住民が高齢化することにより街自体が衰退し、やがて限界集落化していきます。

したがって、多様な機能を持ち、多様な人たちが出入りする、陳代謝が活発で、将来にわたり街が活性化し続けるかどうかを見極めることが大切です。次世代型ニュータウンとしての東京湾岸エリアでマンションを探す際には、多機能な街であるかが、ポイントといえるでしょう。

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