美容サプリメント/美容サプリメント関連情報

イソフラボンは効きやすい人と効きにくい人がいる!?(2ページ目)

評判の良いイソフラボンを摂ったけど、「効果がない」とがっかりしたことはありませんか? それは、あなたのエクオール産生能力が低いからかもしれません。最近注目を浴びているスーパーイソフラボン「エクオール」の産生能力を調べる検査キットをご紹介します。

小浦 ゆきえ

執筆者:小浦 ゆきえ

ダイエット食品・サプリガイド

スーパーイソフラボン 「エクオール」

お腹

エクオールは腸の中で作られています

タイゼイン型のイソフラボンは、腸内細菌によってエクオールというスーパーイソフラボンに変換されます。

エクオールの効果は、ゲニステインより高く、最もエストロゲンを助ける効果が高いイソフラボンなのです。エクオールへの変換能力には個人差があり、大豆を良く食べる国で高いことはわかっていました。が、その能力に関係しているエクオール産生菌の研究が活発になったのは、まだ最近のことなのです。

エクオール産生菌を持った人の割合は、大豆やその加工食品を多く摂る国で高く、日本では約50%の人がエクオールを作れているようです。イソフラボンのサプリメントを摂って、効果を感じる人と感じにくい人がいる理由の1つが、エクオール産生能力の違いだったのです。

ただ、日本人でもエクオール産生菌を持っていない残りの半分の人たちはエクオールを産生できていませんし、大豆製品の摂取頻度&量が少なくなっている若い年代では20~30%しかエクオールを産生できていないようです。

知りたい!エクオール産生能力

個人差があるという事がわかったところで、知りたいのは「自分はエクオールが作れるのかどうか」ですよね。嬉しいことに、個人のエクオール産生能力を調べることができる検査キットが販売されています。検査キット「ソイチェック」を使えば、簡単に自分のエクオール産生能力を知ることができるのです。

ソイチェック
ソイチェック

尿をとって送るだけの簡単な検査


検査前日の夜に大豆製品かイソフラボンサプリを摂り、翌朝検査キットで尿をとり、郵送すると、1~2週間で結果が届きます。

株式会社ヘルスケアシステムズ
名古屋大学発ベンチャー。食品機能性研究の第一人者である大澤俊彦教授とともに設立。生活習慣や老化と関係する検査項目の開発と対応する食品機能性の研究を行っています。

2012年1月からソイチェックの販売を始め、2013年10月末時点で1500人以上(臨床研究も合わせると約2500人)が検査を受けています。美容情報に敏感な人たちが注目してきている検査なので、これからもっと増えそうです。

届いた結果には、5段階評価でエクオール産生能力が評価されていますが、大事なポイントはエクオール産生菌が腸の中に住んでいるかどうかです。エクオール産生菌がいない人は、どれだけたくさん大豆を食べても、尿中にエクオールは出てきません。少しでもエクオールを作る能力があれば、腸内環境を改善したり、日常的に大豆製品を多く摂ることで産生能力を高められる可能性もあるようです。

ただ、エクオールを作れる人は、検査前に大豆をたくさん食べると、尿中のエクオール量も上がります。ですから、定期的に自分の産生能力をチェックしたいのであれば、前日に食べる大豆の量は、決めて(豆乳1本、納豆1パックのように、わかりやすい単位で)おいていただいたほうが良さそうです。

ちなみに、私も検査を受けてみましたが、残念ながら「エクオール産生能力は低い」という結果でした。とはいえ、イソフラボンの効果をあきらめる必要はありません。続いて、イソフラボンの上手な摂り方を紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    (ミーコ)明日きれいになれる!ビューティ特集&コラム

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます