ボイド付き内廊下設計
「ザ・パークハウス湯島龍岡町」の敷地は、街区の規則正しさを象徴するようなほぼ正方形の地型。間口は真南と垂直に交わっている。南面は5m道路に接し、西はインターロッキングの歩道を両側に備えた8m強の道路に接している。西方向は道を挟んで東大。東隣は青レンガがトレードマークの秀和のマンションが立つ。南面の道路から相当の引きを持って建物を配置しているため、午前の陽がある程度確保できるだろう。建物は鉄筋コンクリート造7階建てである。内廊下設計で4方向すべてに住戸が向いている。専有面積は40平米台から50平米台、60平米台、70平米台が順に2戸、4戸、12戸、15戸と増えていく。80平米台が19戸で最も多い。90平米台(3戸)、100平米以上(1戸)の大きな住戸やルーフバルコニー付きのタイプも少なくなく、バリエーションは総戸数(56戸)の割に豊富である。
内廊下はプライバシーやセキュリティ面において優れたアイデアだ。高級マンションの定番ともいえる企画だが、開口部が限られてしまうデメリットも併せ持つ。つまり奥行のある住戸では光の入らない部屋が生まれてしまうのだ。だが、その払拭のため、一部ボイドを設け通風採光の向上を図った。それは西向きのタイプで東大方向である。南向き人気は容易に想像できるが、西向きにも結構な要望が集まりそうな予感がする。
反響は上々
最後になったが、現地への交通アクセスを。最寄りは東京メトロ千代田線「湯島」駅徒歩8分。次に近いのが都営大江戸線「本郷三丁目」駅徒歩9分、東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅徒歩11分と続く。物件概要にはここまでしか記されていないが、おそらく20分まで広げると、JR山手線「上野」駅、JR中央線「御茶ノ水」駅、東京メトロ丸の内線「後楽園」駅あたりが入るのではないだろうか。もちろん、結構な上り下りがあるので実際の徒歩分数は個人差が生じるだろうが。公式ホームページを5月末に立ち上げ、反響数は1,500件を超える。予想を上回るペースだそうだ。丸の内線「茗荷谷」駅ビルに構えたマンションギャラリーは本日14日(土)からオープン。第1期登録は11月の予定。
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