白茶っておいしいの?

銀色の産毛に覆われた白毫銀針の茶葉

銀色の産毛に覆われた白毫銀針の茶葉

代表的な白茶には、白毫銀針(はくごうぎんしん)、白牡丹(はくぼたん)、寿眉(じゅび)があります。「白茶」とは、特定のお茶を指す名前ではなく、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶という6大分類のひとつ。白茶は、摘んだ茶葉を日に干して自然に萎れさせた後、微発酵させて仕上げられています。摘んだ茶葉を揉捻していないため、茶葉の表面は、なでたくなるようなふわふわの産毛で覆われています。

元気がない時でも飲みやすい優しい味わい

元気がない時でも飲みやすい優しい味わい

誰もがはっとさせられるほど華やかな香りの台湾茶などを飲み慣れていると、白茶の控えめな香味に奥ゆかしさを感じつつも、よく分からないお茶として記憶されてしまっている方も多いかもしれません。繊細な香りに淡い色、刺激のない涼やかで優しい味わいで、ほんのり甘く、澄みきった空で次第に薄れていくひこうき雲のような心地良い後味です。

日本茶が苦手な方に好まれやすいのは、苦みや渋みがほとんどなく、フレッシュさを主張しすぎることもなく、上品な甘みが控えめにひろがる優しい味わいが魅力なのかもしれません。白茶の中では、いちばんしっかりとした味わいを持つ「寿眉」でさえ、喉元を過ぎた後の穏やかな空気が口の中に残っているような感覚は、白茶ならではの感覚といえるでしょう。