マンション購入術/人気テーマのマンション購入

省エネ効果が高いのは、パッシブデザイン型マンション(3ページ目)

熱中症患者が多数出ているせいで、節電の呼びかけがなくなってしまうほど、暑い日が続いています。この時期、ぐっと身近に感じるのが省エネです。マンションの省エネ、どう考えるべきでしょうか。

大久保 恭子

大久保 恭子

これからの家族と住まい ガイド

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日本では珍しいパッシブデザイン型の新築マンション

パッシブデザイン

ライフスタイルにおいて自然エネルギーを 活用するパッシブデザイン。

 

機械設備に頼るのではなく、自然の光や風を活用して、夏涼しく冬暖かい室内環境を作ることを目指している、パッシブデザインを取り入れたいまどき稀な存在のマンションがあります。「ライオンズ立川グランフォート」がそれです。

具体的には、自然換気ストッパー付のサッシ、床に隙間をあえて設けた木造建具、換気機能付き玄関ドアにより、室内の風のとおりを良くしています。また、グリーンカーテン取り付けフックが予め設けられているので、へちまやゴーヤーを育てることで夏の暑い太陽光を遮ることができます。このようにクーラーに頼らない暮らしができるよう、色々な仕掛けがなされているのです。

50代を過ぎたころから、クーラーの冷たい風が体にこたえるようになったというシニアは多いようですが、寝苦しい熱帯夜に、クーラーなしでぐっすり眠れるとしたら、パッシブデザインのマンションは高齢化社会に適した住まいだと思います。もちろん子育て世代のファミリーにとっても電気、ガスなどの光熱費を教育費のまわせるという利点があるのでは。

都心では難しくても、郊外に立地するマンションに、このパッシブデザインが取り入れられる事例が増えるといいと思うのですが。いかがでしょうか。
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