イギリスのハーブ文化
イギリスではナチュラルな自然の香りを感じられるアロマキャンドルも人気です。
ハーブとの関わりについてもっと深く知りたいときには、ハーブガーデンを訪れてみることをおすすめします。
ここでは、おすすめのハーブ園を3つご紹介します。
■1. Barnsley Herb Garden (Herbs for Hearing)
バーンズリー ハーブガーデン 4月~9月
コッツウォルズ地方の北にある、ハーブガーデンです。健康を支えてくれるハーブが美しく植えられています。ハーブを観賞するだけではなく、心と身体がリラックスできるよう、オーナーによる手作りのハーブクリームやチンキ剤作りなどのワークショップも開催されています。
■2. University of Bristol Botanic Garden
ブリストル大学植物園
1.77ヘクタールの植物園には4500種もの植物が植えられています。見所のひとつは、中医のハーブガーデンで、180種類もの中医学で使われる薬草が中国のガーデンスタイルを取り入れて植えられています。また、アーユルヴェーダー医学で使われるスパイス系のハーブも必見です。
■3. The University of Oxford Botanic Garden
オックスフォード大学薬草園
1621年に医学を学ぶ学生のための薬草園として設立された英国最古の植物園です。私も今年の6月下旬に行って参りましたが、薬草を学びたい時には、とても適しているところだと思いました。薬草コレクションは心臓病学、腫瘍学、伝染病学、胃腸病学、皮膚科学、血液学、神経病学、肺病学などに分類され植えられています。The Medicinal Plant Collectionという小冊子を受付で購入して園内をまわると、各薬草をみながら、使用法を学ぶこともできます。
その他にもハーブガーデンはございますので、またの機会にご紹介させていただきます。
かって、イギリスは、フランス式のメディカルアロマテラピーの対局に位置すると言われていた時期もありましたが、近年では、医科学的データーに基づいたエビデンス重視のアロマテラピーに変容し始めています。フランス式のメディカルアロマテラピーと融合し、植物の薬効成分による フィジカルな身体への作用だけでなく、メンタル、精神・心理面への働きかけを重要視したホリスティック・ケアとしてのアロマテラピーが、イギリスの特徴です。 精油の精神面への働きかけに着目したセラピーや、ヨガなどのボディワーク、エネルギーワークなどのスピリチュアルセラピーとのコラボレートも盛んに行われており、今後の動向にも目が離せません。