意外や意外!? 夏は太りやすい季節です
夏は代謝が落ちる季節。外気が暑いと体はこれ以上熱を生産したくなく、暑さに筋肉が「動きたくないよ~」とさぼるからです。その上、冷たい食事や飲み物、アルコールを飲む機会も多いこの時期は内臓が疲れ、あっさりした食事や麺類が多くなりがち。そうなると摂取できる栄養も少なくなり、疲れが抜けにくくなります。その上、体のだるさで姿勢も悪くなり、さらにお腹がポッコリ状態に……。もともと、女性は腹筋力が弱く、お腹まわりは一番皮下脂肪が溜まりやすい部分ともいえます。そこにきてポッコリを加速させるキケンなビール日和。そのままにしておくと、いつの間にか脂肪の浮き輪がウエスト周りに!? なんてことにもなりかねません。ひとくちにお腹ポッコリにも「上っ腹ポッコリさん」「横っ腹ポッコリさん」「下っ腹ポッコリさん」と3種類あります。一部分だけ鍛えてもその部分だけ硬くなり、アンバランスなラインになります。キレイなボディラインをつくるには全体的にバランスよく鍛えていくことが大事です。
よく極端な食事制限をして、お腹ポッコリを解消しようとしますが、食事を減らしても体脂肪が燃えることはほとんどありません。極端な食事制限で体重を落としてしまうと、ビタミンやカルシウムが不足して肌荒れしたり骨がスカスカになったりします。
また、筋肉量が減って疲れやすく、カロリーが消費されず脂肪として蓄積されることになりリバウンドに陥りやすくなります。
短期間で痩せようと無理な食事制限に走るよりも、キレイなボディラインをつくるために毎日楽しく継続できる簡単な運動を取り入れ、カロリーを消費できる筋肉を作りましょう。見た目が変われば、痩せたねっ!と言われますよ。
上っ腹ポッコリに効く!骨盤ストレッチ
■腹直筋、腸腰筋を鍛える腹直筋は、お腹の真ん中を縦に覆っている筋肉で、肋骨(ろっこつ)の下から恥骨(ちこつ)まで繋がっている筋肉です。「腹を真っ直ぐに覆っている筋肉」、だから腹直筋と言われています。腹直筋はカラダを起こすときに使われる筋肉で、ここが弱いとお腹ポッコリになりがちに。
1. 首の後ろにタオルをかけて仰向きになります。両脚を持ち上げ、膝は直角に曲げます。
2. タオルを両手で持ち、頭をタオルで支えながら額と膝を近づけましょう。
1~2を繰り返し20回を目安に行いましょう。