リーダーシップ/リーダーシップの基本知識

セルフ・リーダーシップ 自己をリードするという考え(2ページ目)

リーダーシップ論の一つに、セルフ・リーダーシップがあります。インターネットの出現により、階層型の組織論からネットワーク型の組織論に変わりました。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


出来ない原因と解決策を考えよ!

何事もチェック&レビューが重要です。自分で気づき、何か新しい事を始めて習慣化できた状態のことを私は能力と呼んでおりますが、3ヵ月間が勝負どころです。3ヵ月間当たり前のように出来ればその時点で能力に変わっていることでしょう。

お酒に飲まれるな、お酒は飲むものです

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習慣化支援のためには、最低限のチェック&レビューは必要不可欠です。まず、新しい行動を起こし、1週間経過した時点で達成度を確認します。60%以上達成していた場合はそのまま継続し、常時80%以上までは意識的に継続することです。

60%未満の場合、何故、達成できていないのかという、未達成の原因を考えることが重要です。原因をきちんと踏まえた上で、次にどうすれば達成できるかという解決策を考えます。原因と解決策を踏まえ、アクションプランに無理があれば、その時点でアクションプランを修正する必要があります。

次に、1ヵ月後に2回目のチェック&レビューを繰り返します。そして、最終チェックポイントである3ヵ月後に3回目のチェック&レビューを行います。この時点で80%以上の達成率であれば、ほぼ習慣化された、つまり、能力になったということです。3ヵ月後に80%を割った場合、80%以上になるまで同じサイクルで繰り返すことです。反復・反復・反復こそが能力開発の原点です。

自分をリードすることは一人前への切符となる

能力を考えるに、習慣化できるかどうかがポイントなります。決めた事をやり抜く力、意志力が問われます。将来へと繋がっている現在(いま)をいかに大切に生きるかに尽きます。また、ビジョンのみならず、使命感や責任感、ミッションも原動力になります。

自分自身の存在意義、社会的役割などを今一度確認されるとよいでしょう。ミッションが強ければ、軸が明確なのでリーダーとして頼もしいものです。ビジョンは将来の目的地であり、このゴールを目指して辿り着くための計画を策定し実行に移すのみです。

何が何でもやり抜く力があるかどうかが能力開発には極めて重要で、できる人になる分水嶺です。これからの社会、どのような分野でも卓越した能力がこれまで以上に求められるので、クセとしてこのような行動習慣を身に付けることができればと思います。
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