茶の歴史に思いを馳せる
豊富な資料を見ながら、時代をおって使われていた道具や人々の思い、心あたたまる神話などを交えて語られる歴史は、お茶と真剣に向かい合ってきた受講者の胸に深く染み入り、お茶が紡いできた悠久の歴史に思いを馳せ、目を閉じるとその時々の光景が目に浮かびそうな、濃厚な時間を過ごすことができました。今後は、ゆっくりと時間をかけて様々な書物のページをめくりながら、改めて楽しむことができそうです。
中国茶芸の鑑賞
お茶の歴史に思いを馳せながら、お茶が飲みたくなった受講後、茶芸が披露されました。4種類のお茶、それぞれ春をイメージした美しいテーブルコーディネート、優雅な茶芸を鑑賞しながら、丁寧に淹れた烏龍茶の味や香りを味わうひととき。優雅なしぐさや器用な道具の扱いなどには、ひとつひとつ理由があり、どれもお茶をおいしく淹れるための機能的な流れになっています。それぞれの茶席に込められた思いやイメージ、お点前の解説をききながら、同時に2種類ずつの茶芸を鑑賞することができました。
中国茶芸に興味を持ち始めた方にとっても、お茶会の雰囲気、中国茶芸の様々な形を知ることができる良い機会になったことでしょう。