中国茶/中国茶関連情報

お茶は薬だった? 茶文化に触れてみよう(4ページ目)

近年ではお茶の様々な成分が注目され、健康維持にも活用されているお茶。ではお茶は薬なのか? という疑問を、茶文化に触れながら歴史を紐といてみましょう。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド


薬という概念

岩間眞知子著undefined茶の医薬史

茶の医薬史 岩間眞知子著

空腹を満たす「医食同源」、病を治すことを目的とする「薬食同源」。このような考え方の源は中国にありました。

唐代の千金方には、食事療法から薬へ、といった内容が記されていますし、最古の医学書といわれる素問には、「聖人はすでに病みたるを治さず、いまだ病まざるを治す」とあります。

「薬」という概念には、古代と現代では大きな差があるものの、食事のあり方、生活法、呼吸法、運動など、普段の生活を整えて病気にならないようにするのが大切だということは、現代でも重要視されていることのひとつです。

お茶の成分を摂り入れながら、日々おいしく適度に飲むことで、身体も心もリラックスできれば、健康に楽しく過ごすためのひとつのツールとなりうるかもしれません。

<DATA>
■中国茶文化協会(全国各地で中国茶講習会やイベントを開催)
ホームページ: http://cha-tea.org/

※上記データは記事公開時点のものです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます