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1.2億円住戸に3倍!? 「リュークスタワー」徹底解説(2ページ目)

億ションに倍率が付いたと聞けば、都心のどこ!? となるわけだが、今回は違う。東京から1600km離れた「沖縄」がその舞台。ツインタワー、総戸数676戸の「リュークスタワー」を解説しよう。驚異的な売れ行きの背景には、何があるのか。現地でしか知ることのできない事実が隠されていた。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

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新都心「おもろまち」の地勢と制限

日本銀行沖縄支店

日本銀行沖縄支店

現地は、那覇新都心の一画。那覇新都心とは、かつて米軍の住宅地区であった約214ヘクタールの広大な高台である。1987年に返還されて以来、大規模な区画整理を経て、現在ではオフィスや商業ビルをはじめ、博物館・美術館などの公共施設も整う。文字通り、地域の発展を担うゾーンだ。

「DFSギャラリア沖縄」が2004年にオープン、日本銀行沖縄支店も2007年におもろまちに移転したが、この2つは「リュークスタワー」とほぼ隣接する格好だ。いかに希少なロケーションか。県民ならずとも、多少でも沖縄に詳しい人なら「ああ、あの場所か」と頷くのだとか。

2003年に開通した沖縄都市モノレール「ゆいレール」は、「那覇空港」から「首里」まで15の駅からなるが、「リュークスタワー」は11番目の「おもろまち」駅から徒歩6分である。現地の標高はおよそ30m。見晴らしの良い、高台の南端にあたる。したがって、その眺めは「海面の高さからいえば、階数に10階相当分を足したもの」と理解して間違いでない。

那覇市では、空港が近いことから超高層建築物の制限が厳しい。が、新都心地区は、その規制から除外されている。つまりこの物件は、特別にタワーの建設が許されたエリアのなかの、さらにその最南端の、交通アクセスにも恵まれた立地条件なのである。

西棟最上階から「首里城」方向を望む。左下の建物が「DFSギャラリア沖縄」

西棟最上階から「首里城」方向を望む。左下の建物が「DFSギャラリア沖縄」



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