中国茶/中国茶関連情報

カフェで楽しむ入門講座 中国茶講座に参加してみよう(3ページ目)

お茶会や講座など、興味があってもなかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いはず。そんな方のために、新宿伊勢丹のHATAKEカフェで行われた台湾茶入門講座の様子をお届けいたします。

久永 佳子

久永 佳子

お茶・中国茶 ガイド

北京で出逢った中国茶の種類の多さと美味しさに感銘を受け、中国茶道を学ぶ。帰国後はその感動を多くの人へ伝えるべく、健康茶を含む中国茶の商品企画、OEM商品企画、販促業務などに携わる。

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当日限定のお茶とスイーツ

スイーツ

左から 人参のフィナンシェ・ダックワーズ・フロランタン

当日限定の3種類のお茶にあわせたHATAKEスイーツは、発酵つながりを意識して特別に作ってくださったという出戸シェフによる特別メニュー。全部のお菓子に発酵バターが使われているのだそう。発酵度の異なる3種類の烏龍茶に合わせた食感と焼き上がりの香りにこだわった3種類のスイーツ。

発酵度が軽めの阿里山烏龍茶(ありざんうーろんちゃ)には、人参のフィナンシェ。紅茶に近い味わいの東方美人(とうほうびじん)には、キャラメル状に四角く焼き上げられ、しっかりした触感が味わえるフロランタン。凍頂貴妃烏龍茶(とうちょうきひうーろんちゃ)には、ラムレーズンがはさんである鈴のような形のダックワーズ。

台湾茶とスイーツの組み合わせからも、新しい発見があります。

記憶に残る体験

茶壷

茶壷の持ち手から蓋の部分を結んである紐には飾り以外の役割もあります

「この紐があると急須の蓋をおさえる時に指が熱くなくていいわね」と参加者の何気ない一言。実際に触ってみなければ気づくことのなかったであろう小さな発見の数々。

茶壷(ちゃふう)という中国茶の急須には、愛らしい中国結びの紐がついているものを見かけることが多いかと思います。もちろん飾りとしての役割もありますが、どなたでも熱い思いをせずにお茶が淹れられるようにという心配りから、ひとつひとつ丁寧に結ばれた紐です。説明せずとも参加者の方に思いが伝わっていたのはとても嬉しいことです。

もしこれが、本で読んだり、講義として聞いた内容だとしたら、きっと忘れてしまうことでしょう。しかし、こうして自分で自然に感じ取ったことは、ずっと記憶に残ります。
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