知ってびっくり!? プラセンタ「エキス」の秘密
見た目とエキスの量では判断できません
ほとんどの人は、サプリメントを買う時、成分量と価格を見て製品を選びますよね。プラセンタの成分量は、「エキスがどのくらい入っているか」という表示になっていることが多いのですが、このエキスの濃度については、現時点で基準が全くないのです。つまり、濃いものも薄いものも「エキス」という言葉でまとめられてしまっているのです。
イメージしやすいものに置き換えて説明すると、1リットルのお湯が入ったティーポットに、ティーバッグを1つ入れて作った紅茶も、5つ入れて作った紅茶も、同じ「紅茶1リットル」と表示されるということです。紅茶のように濃い薄いが目に見えるものなら良いのですが、サプリメントになったプラセンタエキスの濃度は見分けようがありません。一見プラセンタエキスが沢山入っているような表示の製品でも、薄いエキスだったらどうでしょう?
このように、プラセンタエキスの量がわかっても、製品を選ぶ基準としては全く役に立っていなかったのです。こういった現状もあり、(財)日本健康・栄養食品協会ではプラセンタの規格基準を作り、その基準を満たした製品に認定マークの表示を認めようという動きもあります。
お金と時間を無駄にしないためにも、きちんと確認すること
ただ、原末量の表示は義務ではなく、規格基準を満たしていなくても製品の販売はできるので、買う側がチェックして製品を選ぶということが大切です。買うかどうか迷った時や、疑問に思った時は、製造・販売元の会社に電話で確認してみましょう。「エキスの量ではなくて、原末で何mg入ってるんですか?」と聞いてみて、どんな答えが返ってくるかは、信頼できる会社かどうかの判断基準になります。信頼できる会社は、時間はかかってもきちんとした答えが返ってくるはずです。