先手挨拶は基本!おさえておくべきビジネスマナーとは
心に余裕があるから、誰に対しても、先手必勝で笑顔で挨拶ができるのです。
また、心に余裕があり、明るく前向きな性格だからこそ、成功されたのでしょう。
人生やビジネスもギャンブルに似ていて、お金や心に余裕がある人ほど勝つようにできています。
私は、神様も勝たせてあげる価値のないところには、お涙頂戴でも、勝たせくれないと思っています。神様もそう甘くないはずです。
成功するには、本人の実力、つまり努力あるのみ!だと信じています。
私もマナー講師としても、大人の女性としても、まだまだ未熟者ではありますが、こちらのコラムを通して、皆様とご一緒に成功に向けて頑張ってまいりたいと思います!
それでは早速、挨拶の基本を再確認し、明るいだけでなない、社会人としての挨拶の仕方を身に付けましょう。
あいさつはビジネスマナーの基本
挨拶はコミュニケーションの原点です!
い いつでも
さ さきに
つ つづけて
挨拶はよく、このように言われています。
挨拶は、ビジネスシーンのみならず、いつでも、どこでも、人との出会いにおける最初のふれあい!コミュニケーションの原点です!
ですから自分から積極的に明るく、爽やかな、好感度の高い挨拶をし、自分の気持ちをハッキリ表現することが、社会人としての挨拶です。
それでは、社会人としての挨拶のポイントを確認してまいりましょう。
先手挨拶とは
相手からの挨拶を期待せず、自分から挨拶すること。基本的に、はじめに挨拶した人が、その後の会話の主導権を握ると言われています。
相手のペースにまきこまれ、挨拶のタイミングを逸してしまい、後で気まずい思いをする前に、先に挨拶しましょう。
例えば、私のCA時代のお話ですが・・・
ニューヨークのホテルのロビーでチェックアウトする際、「おはよう」と日本人の方から声をかけて下さいました。
私は乗務前ということと、チェックアウトで慌ただしくしており、ちゃんとした挨拶のお返事ができませんでした。
そして数時間後、機内でその方と再びお会いしてしまい、しかも、自分の担当のお客様として成田まで13時間ものサービスをした苦い経験があります。
もちろん機内で再会した際には、ロビーでの挨拶の件をお詫びいたしましたが・・・
あの時、こちらから先にご挨拶すれば良かったと、後悔したことがありました。
アイコンタクト 相手の目を見ましょう!
アイコンタクトで自分の気持ちを表現しましょう!
相手の目を見ないで、よそを向いていては、自分の気持ちは伝わりません。
相手の目を見て気持ち良く挨拶することです。
ハッキリとした声で、口に出す習慣をつけましょう!
朝、出社した際、低血圧の方はまだボーっとしているでしょうし、仕事やプライベートで様々な悩みを抱えている人の朝は憂欝かもしれません・・・職場には色々な方がいらっしゃいますが、その中で気持ちよく「おはようございます」と明るくハッキリとした声で挨拶できる人がいると、職場の雰囲気は明るく、いきいきとしてきます。
朝の元気な挨拶は、自分自身も元気になりますので、直ぐに実行してみてください。
また朝だけではなく、T(TIME 時)、P(PLACE、場所)、O(OCCATION、場合)に応じた挨拶をするよう心掛けましょう。
お辞儀のポイント
1)背筋・首筋をまっすぐに伸ばし、お腹を引っ込めます。ウエストから上半身を折るのではなく、太もも上の足の付け根から折ります。
その時、お尻を後ろに突き出すように上体を折ると、背筋・首筋が簡単に、まっすぐきれいに伸びますので、是非一度意識してやってみてください。
2)上体は、下げる時よりも、上げる時にゆっくり上げます。
TPOにもよりますが、上げる時、下げる時の2倍ぐらいの速さでゆっくり上体を上げると、丁寧で美しい、好感度の高いお辞儀が完成します。
3)目元、口元
好感度の高いお辞儀は、お辞儀をしている間中、目元と口元を開けたままにしています。
まず、相手と目が合うと同時に笑顔になり、目元がニッコリ微笑み、口元も歯をしっかりと見せた爽やかな笑顔をキープしたまま挨拶ことばを言って、お辞儀を開始します。
視線は相手の目(アイコンタクト)、そして相手の足元、最後に上体を上げた時はまた相手の目という順番です。
目元口元は、最初から最後まで最高の笑顔で行いたいので、目と口は開けたままで挨拶を行います。
また注意したい点は、自分の足元を見ると猫背になりますので、相手の足元を見て下さい。そして相手の足元を見ながら、様子を伺います。
相手の上体が上がってきたな・・・というのも確認したら、ゆっくり上体を上げます。常に謙虚な姿勢も忘れないでいて下さい。
また、相手から足元を見られますので、靴のお手入れ(身だしなみ)はここでも大変重要です!
お辞儀の種類
15° 会釈 廊下で人とすれ違う時、部屋に入退出する時。30° 敬礼 名刺交換、お出迎え、お見送りの時。
45° 最敬礼 お礼、お詫びをする場合。
分度器をあてて測るものではないですが、感謝の気持ち、相手を想う気持ちがあれば、自然と深くなるでしょう。
またTPOに応じたお辞儀や挨拶ことばを使い分けることが大切です。
最後に、きれいな挨拶、お辞儀は一朝一夕にはいきません。
毎日意識し、訓練することで身につきます。
すれ違った時に、挨拶がしっかりできる人が、爽やかな印象を残すものです。
挨拶をはじめ、当り前のことを当たり前に毎日実行することが、成功への近道だと信じてやみません。
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