コーチング/人材育成・組織作り

あなたは「具体的な事実」を扱っていますか?

あなたは普段「具体的な事実」にどのくらい目を向けているでしょうか?「具体的な事実」を扱うことで、気づきを促し、行動を促進することができます!

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド

成績が芳しくない部下に声をかけるとき

部下育成

具体的な話を聞いているか?

今回はケーススタディからはじめてみましょう。まず、次のケースを読んでください。

営業部の部長が、部下のAくんに声をかけることにしました。というのも最近あまり成績が芳しくないからです。部長はなんとかAくんに成果を上げてほしいと思っています。

部長「Aくん、最近調子はどう?」

Aくん「あ、部長…。すみません。あまりよくありません」

部長「また苦戦しているんだね?」

Aくん「はい…。」

部長「今進行中の案件は?」

Aくん「5社あるのですが、いずれもはっきりしたお返事をいただけなくて」

部長「で、どうするつもり?」

Aくん「私からもう少しプッシュしたほうがいいかなと思う反面、今年に入ってうちのサービス内容が一新しましたし、あまり急かさないほうがいい返事をもらえる気もして…。」

部長「何を悠長なことを言っているんだ!そういうときはとにかく行動あるのみだよ!今週中にその5社に再度、足を運ぶんだ。昨年まで素晴らしい成績を上げていた君なんだから大丈夫!!がんばってくれ。応援しているよ。」

Aくん「はぁ…。ありがとうございます。」

どうもこのままではAくんの行動にあまり期待できそうにありません。さて、あなたがこの部長なら、こんなときどんな会話を創りだすでしょうか?

次のページにそのヒントが!

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