高級マンション/マンションのブランド論

「ザ・パークハウス」最上級グレードが遂に登場!?(2ページ目)

「パークハウス」(三菱地所)が「ザ・パークハウス」(三菱地所レジデンス)に変わって2年。これまで番町、代官山、池田山といった邸宅系の高級マンションを次々と売り出してきたが、今年、そのさらに上を行く最上級グレードが誕生する。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド


「名前はたったひとつあればいい」

「パークハウス」ブランドブック『私の良さってなんだろう。』

「パークハウス」ブランドブック『私の良さってなんだろう。』

現在、マンションブランドで最も知名度の高さを誇るひとつが「プラウド」である。まだ10年程度の実績だが、安定した供給量や「競合他社とダブらないネーミングが奏功した」(野村不動産経営幹部、三井不動産レジデンシャルと三菱地所レジデンスはともに「パーク」が付く)。それまで野村不動産は「ヒルズ」や「ステイツ」、「グランベスタージュ」古くは「コープ野村」と様々な名称を用いていた。

「ブランズ」の東急不動産も「ブリリア」東京建物もかつては数種類の名前を使い分けていた。そんななか、分譲マンション第一号「赤坂パークハウス」(昭和45年)以来、一貫して「パークハウス」で通してきた会社が三菱地所である。

社内に、日本有数の規模を誇る設計事務所を抱える同社(*)の、品質に対する基準は(地域やグレードに違えず)すべてに貫かれたものである。「パークハウス」は、その焼印のような意味合いだったのではないか。明文化されたものはないが、独自の厳しい品質管理を知るに付け、そんな印象を受けた。*2002年、三菱地所設計として分社。

「ザ・パークハウス」最上級グレード

「ザ・パークハウス西麻布レジデンス」ペントハウス(モデルルーム)

「ザ・パークハウス西麻布レジデンス」ペントハウス(モデルルーム)

2011年に三菱地所レジデンスとして再スタートを切った、三菱地所グループのマンション事業は「ザ・パークハウス」と命名。新会社設立時には、ボリュームゾーン(3000~6000万円)に特化すると宣言したが、その後すぐに高額帯も取り込むと修正。

ザ・パークハウス第一弾群の「大崎」では、さっそく「高額に強い地所」のイメージを助長するものとなり、その後も「山王」や「代官山」といった都心城南の高級住宅街で順調に展開。「池田山」「番町」など、なかでも好立地なラインナップもそろえ、また「西麻布」では、三菱地所設計を登用し、秀逸なデザインの建物を建設(分譲)中である。しかし、いずれも最高ランクに達するものではなかった。

そして、この度2年の歳月を経て、第一号がいよいよ誕生するようだ。詳細は後日、乞うご期待。

【関連サイト】
2013年に買える、注目のマンションリスト

【フェイスブック】
高級マンション


Copyright(C)2006 MH3 Inc. All rights reserved.

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます