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中国茶/北京のお土産(2ページ目)

政治・文化の中心地、首都北京には中国全土から様々な茶葉が集まってきます。そんな銘茶の集約地点・北京のお茶屋さんの紹介です。定番スポットから隠れ家的なお茶専門店まで、「市場」、「老舗店(老字号)」、「専門店」のカテゴリーに分けて、イチオシの6スポットをピックアップしました!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

北京の中国茶購入場所「老舗店(老字号)編」

北京「張一元」

存在そのものに歴史的価値のある老舗のお茶屋さん

北京「張一元」

百年以上の歴史ある老舗店には歴代の茶人の心が伝承されている

中国には政府が「この店(ブランド)は老舗ですよ」と承認したことを示す「中華老字号」という称号があります。歴史ある北京には、この称号を得ているレストランや衣料品店、雑貨屋さんなどが全国で最も多く存在しています。そして、老舗のお茶屋さんが一番多くあるのもここ北京。茶葉の名産地・福建、江南、雲南を差し置いて不思議な感じですね。老舗のお茶屋さんは「呉裕泰」、「中茶」、「元長厚」、「張一元」、「TP(北京茶葉総公司)」、「●元」、「馥郁」、「京華」の8つありますが、ここでは定番の「張一元」と「呉裕泰」をピックアップしました。
●…肩の月を口に

北京の中国茶購入場所・老舗店(老字号)編1「張一元茶荘」

張一元店内

張一元大柵欄本店。店内はいつでも地元のお茶好きで賑わう

北京「張一元」

張一元本店は観光スポットとしても有名。店の前で記念撮影する姿も

張一元は清朝光緒26年(1900)に開業した老舗のお茶屋さん。北京のあちこちに支店がありますが、有名なのは様々な老舗店が集まるストリート・大柵欄に位置する本店です。創業者の張文卿は安徽省出身で独自で茶畑を持ち、加工を手がけ、質の良い茶葉を安価で販売したことで有名店へと成長したと言われています。初代の方針は今も受け継がれており、安定した品質でリーズナブルなことから、店内は地元人でいつでもいっぱいです。

扱う茶葉は緑茶、紅茶、花茶、烏龍茶など定番から、茶葉を圧縮成形して固めた緊圧茶や漢方を配した薬効のある保健茶まで多種多様。中でもジャスミン茶は張一元のイチオシで、最高級品からお手頃価格まで実に多くの種類からチョイスできます。張一元は量り売りの商品がメインですが、ここで騙されることはまずありませんので、初心者でも安心して利用できます。

<DATA>
■張一元茶荘本店
住所:東城区前門大柵欄街22号
TEL:6303-4001
営業時間:8:00~20:00
アクセス:地下鉄2号線「前門」徒歩10分

 

北京の中国茶購入場所・老舗店(老字号)編2「呉裕泰茶荘」

北京「呉祐泰茶荘」

王府井歩行者天国にある王府井店は人気店の一つ

北京・呉祐泰ソフトクリーム

呉祐泰のソフトクリーム。これ目当てに来るお客さんがいっぱいの人気商品!

呉裕泰の開業は清朝光緒13年(1887)、約125年の歴史を有す老舗のお茶屋さん。安徽省出身の創始者・呉錫卿が本店のある北新橋でお茶の屋台を営んだのが始まりで、文革時代に「紅日茶店」と改名され、1985年に名前を回復するなどという歴史もありましたが、今では約160店舗を有す有名チェーン店にまで成長を遂げました。市内に点在するお店の中でも特に本店の北新橋店と王府井店が人気です。

店内には茶葉のほか、茶器や茶菓子が並んでいます。量り売りだけでなく値段が明記された袋詰めや箱詰めのパッケージ商品もあるので手に取りながらゆっくり買い物を楽しめます。また、ここで超人気なのはお茶のソフトクリーム(6元)! ジャスミン味と緑茶味の2種類があるのですが、どちらもお茶の風味濃厚&甘さ控えめという大人の味。茶葉の購入と併せてぜひ一度味わってみてください。

<DATA>
■呉裕泰茶荘本店
住所:東城区東四北大街44号
TEL:6404-1928
営業時間:7:30~20:00
アクセス:地下鉄5号線「北新橋」徒歩3分
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