あなたは普段どんな声がけをしていますか?
「がんばってね」は使い方によって捉え方が変わる
- なかなか結果の出ない部下
- 忙しそうにしている後輩
- ちょっとスランプ気味の同僚
「がんばってね」
もし、この台詞をあまり深く考えずに使っているとしたら、それは相手には心地よいメッセージではない可能性があります。
語尾を少し変えるだけでメンバーの心をつかむ
コーチングを導入した組織でこんな事例がありました。部下からの信頼が厚いマネジャーについて、そのマネジャーの言動のどんなところが信頼につながっているのかを部下にヒアリングしたところ、こんな答えが返ってきました。
「前のマネジャーは忙しい時期などには、『みんな、がんばってね』と声をかけてくれました。でも、今のマネジャーは違います。例えば、遅くまで残っているメンバーに個別に声をかけ、『このところ遅くまで残って、がんばってるね』と声をかけるんです」
「がんばってね」と「がんばってるね」
たった一文字の違いですが、与える印象は大きく違います。前者には「まだまだ不十分、もっとがんばれ」というニュアンスが伝わるのに対し、後者はすでに「認められている」ということが伝わります。
応援のつもりでかけている「がんばってね」の声がけ。状況や相手の受け取り方によっては、相手を追いつめたり、不安にさせることもあるのです。