レーズンとフルーツ入りパネトーネでパンのクリスマスツリー
パネトーネはクリスマス時期になると、イタリアで出回る菓子パン。卵たっぷり、レーズンやオレンジピール入り、そして特別な酵母を使っています。素晴らしい香り、しっとりした生地のこのパンをつくるのはとても難しそうですが、「あっさりブリオッシュ」を使って「パネトーネ風」に挑戦しました。せっかくなので、小さな丸い生地をつなげてクリスマスツリーをかたどっています。ちぎって食べられるので、ちびっこにも好評でした。型崩れしないように厚紙で形を整えましたが、なくてもOK。ちょっと、いびつでもかわいい!
パネトーネのクリスマスツリーの材料(長さ30センチのツリー1個分)
パネトーネのクリスマスツリーの作り方・手順
パネトーネのクリスマスツリー
1:
今回、生地に練り込むのは、市販のレーズンとフルーツビッツのミックス。レーズンだけにしたり、オレンジピールを加えてもいい。
2:
「あっさりブリオッシュ」の手順1~19を参照して生地をつくる。手のひらで生地を平らにし、レーズン、フルーツ類をの半量を散らす。
3:
生地でレーズン類を包みこみ、全体に行き渡るようにこねる。もう一度、手のひらで生地を平らにし、残りのレーズン類を散らし、同様にこねる。
4:
生地の表面がつるんと張るように、裏に生地を集めてつまみ留め、丸める。ボウルやプラスチック容器に入れる。
5:
水にぬらして固く絞った布巾をかけて一次発酵させる。オーブンに発酵機能があるなら30℃で約1時間。25℃~30℃の室内なら、1時間~1時間半、生地の大きさが2倍くらいになるまでおく。または、発泡スチロールの箱に40℃くらいの湯を入れ、生地の入ったボウルを入れ、蓋を閉めて約1時間。
発泡スチロールの箱を使う場合は、途中で湯を足して、温度が下がらないようにする。6:
生地を発酵させている間に、厚紙とアルミホイルで型をつくる。
7:
ツリーの形ができるように、オーブンの天板に合わせ、長いもの2枚、短いもの4枚を厚紙から切り抜き、アルミホイルで包む。片面に薄くサラダ油を塗っておく。
8:
2倍ほどの大きさにふくらんだら、生地を台に取り出す。
9:
手のひらでガスを抜いて平らにし、カードで細長い棒状になるように切る。
10:
20個くらいに分割し、それぞれ丸め、とじ目をきっちりつまみ留めて、表面の張ったボール状にする。
11:
天板にオーブンシートを敷き、ツリー型になるようにボール状の生地を並べる。生地と生地の間は1センチ弱あける。7の型を周囲に置く。
12:
ぬらして固く絞った布巾をかけ、最終発酵させる。オーブンに発酵機能があるなら30℃で約40分。25℃~30℃の室内なら、40分~1時間、生地がひとまわり大きくなるまでおく。溶き卵に水を少し加えて薄め、表面に刷毛で塗る。180℃に温めたオーブンに入れて約20分焼く。
13:
焼き上がったら網にのせて冷ます。冷めたら、粉砂糖と水少々を混ぜたアイシングをかけ、固まらないうちにアラザン、刻んだクランベリーを散らす。
網の下にオーブンシートなどを敷いて、アイシングをかける。粉砂糖に少しずつ状態を見ながら水を加え、スプーンですくうとポタッポタッとゆっくり落ちる程度にする。ガイドのワンポイントアドバイス
ほんのり甘いパンは、シャンパンやスパークリングワインと食べてもおいしいものです。もちろん、コーヒー、紅茶、日本茶と食べても!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。