おすすめの精油ブレンドレシピ
フランキンセンスとネロリのブレンドは落ち着きある高貴な香りを醸しだし、心の落ち着きをもたらしてくれる効果が期待できる素敵なブレンドです
ブリキ缶20g容器 5%濃度=10滴
・フランキンセンス 3滴
・ネロリ 2滴
・ローズゼラニウム 2滴
・ラベンダー 3滴
フランキンセンスは、アロマのクリスマスエピソードには欠かせない由緒ある精油です。イエスキリストが誕生した時に、黄金と一緒にフランキンセンスの樹脂が献上されたことが聖書に記されており、このエピソードを含めて22回も聖書に登場するそうです。
古代エジプト、バビロニア時代から、フランキンセンスの樹脂は、その高貴な香りから大切な儀式や瞑想の場で重宝されてきました。香りを焚くことで、呼吸が深くなり交感神経を落ち着かせる効果に繋がると思われます。芳しい香りを嗅ぎ、深く呼吸することでリラックスをもたらすだけでなく、成分として、痰などのカタル症状を
和らげる薬理効果があることも古代の人々は知っていたようです。
禁忌事項もないので安心して使えます。クリスマスをイメージしたのはフランキンセンスとネロリのブレンドです。ネロリだけではクラシックな香りにまとまりがちですが、フランキンセンスが加わることで高貴でありながらどこかプロっぽい香りに仕上がります。ローズゼラニウムの香りを合わせることで甘さも加わり、隠し味のラベンダーで、さわやかさを取り入れ、全体のバランスを整えることをイメージしてブレンドしました。
ラベンダーの香りは「隠し味」としてとても素晴らしい力を発揮すると考えています。ブレンドとしての薬理効果のバランスもとりますが、香りのバランスをも同時にとってくれるという点を踏まえて、「隠し味」としてブレンドするのがガイド流です。
1滴加えることで、どのような隠し味効果になるのかは是非嗅覚で確かめて頂けたら嬉しいです。
■ネロリ(学名 Citrus aurantium)
オレンジの花から抽出されるこの精油は、フランキンセンスと同じくアンチエイジング効果にも優れているといわれている美肌の精油です。昔から、高級な香料として、またオレンジフラワーウォーター(芳香蒸留水)は高級な化粧水として愛されてきました。イタリアのネロラ公国の公妃アンナ・マリアがこの香りを愛し、香水、手袋の香りづけや沐浴にも使っていたというエピソードから「ネロリ」という名称になったといわれています。ネロリの香りは、幸福感を与えてくれる香りだといわれており、不安症や抑うつを和らげ、ストレス緩和にとても役立つといわれています。
※禁忌事項:なし
【参考文献】
『増改補訂 アロマテラピー事典』 著:パトリシア・デーヴィス 訳:高林林太郎 フレグランスジャーナル社刊 2004年、『アロマテラピーのための84の精油』 著:ワンダーセラー 訳:高林林太郎 フレグランスジャーナル社刊 2004年、『スピリットとアロマテラピー』 著:ガブリエル・モージェイ 訳:前田久仁子 フレグランスジャーナル社刊 2000年第1版第1刷発行、2008年第9刷発行