レフェクトワールのサンドイッチ
「自分が食べたいサンドイッチ、行きたい店を、つくったんです」と西山さんは言います。パテドカンパーニュのカスクルート 880円
オニオングラタンスープ700円
料理に使うすべてのパンは店内厨房で作られます。ル・プチメックはAll Aboutベストパン2011年グランプリ受賞店で、その味は言わずもがな。ただしここはベーカリーカフェとは異なり、パンを販売する場所は設けられておらず、料理は本格的なレストランのクオリティ。スープひとつにしても当然、素材に合わせた出汁をひいて作られます。パンの窯の横ではローストビーフ用の肉の塊を鍋で焼きつけるスタッフの姿があり、その手前ではこんがり焼けたクロックムッシュがコンベアトースターから出てきます。
さつまいものスープ 550円
クロックマダムとキャロットラペ
「クロックムッシュ」(480円)、目玉焼きの乗った「クロックマダム」(550円)はモツァレラ、グリエール、グラナパダーノと3種類のチーズが融合したリッチなテイストです。
リンゴのタルトフィン キャラメルのアイスクリーム添え
デザートも、温かかったり、冷たかったり、あるいは「リンゴのタルトフィン キャラメルのアイスクリーム添え」(525円)のようにその両方だったりしながら、ピュレやソースなどをかけたアシェットデセール(皿盛りのデザート)のかたちで供されます。それらをセミセルフのカジュアルなスタイルで、いただくのです。
ハンバーガーとホットドッグ
カウンターまわり
今年、食材を探しに福井や鹿児島に、内装の買い付けと視察にはアメリカにも行ってきた西山さん。
レフェクトワールにアメリカの影響を受けた部分はありますか?と聞くと、「アメリカの飲食店でセンスがある、おいしいと思った店はありました。でも料理はフランス料理の技術を使っているんですよね。影響を受けたのは、カフェテリア方式などのオペレーションとカウンターまわりの魅力的な見せ方ですね」
鹿肉のハンバーガー
そんな西山さんの作るハンバーガーとホットドッグは唯一無二です。
ハンバーガーは「鹿肉のハンバーガー」(840円)。これは初回の取材中、一番注文が入っていたメニューでした。「ホットドッグ」(480円)は白ワインで炊きなおしたシュークルートと玉ねぎ入り。カシスピュレ入りのディジョンのマスタードをケチャップに見たててかけてあります。バンズはどちらも口どけがよく、きめ細かなブリオッシュなのがレフェクトワール風です。
ホットドッグ