コラーゲンとプラセンタの種類と摂り方
・コラーゲンの種類
身近な食品にも含まれていることで馴染み深いコラーゲン。まずは、コラーゲンが含まれている食品について確認しておきましょう。
≪コラーゲンを多く含む食べ物≫
・鶏の手羽先
・鶏の皮
・フカヒレ
・スペアリブ
・魚の煮汁(煮こごり)
・豚骨スープ
手羽先はコラーゲンの宝庫。
これらの食品にはコラーゲンがたくさん含まれていますが、実はコラーゲン食品を食べたり飲んだりしても、それがそのまま体内でコラーゲンとして使われ、美肌効果に繋がる……ということではありません。
口から摂取したコラーゲンは、体内で吸収される前にアミノ酸に分解されます。つまり、コラーゲンを食べてもその分そのまま、体内のコラーゲンが増えるわけではないのです。
また、上記のようなコラーゲンが多く含まれている食品のコラーゲンは高分子であるため、吸収されづらく、結局体内で吸収されることなく、そのまま排出されてしまうケースも考えられます。そういった意味からも、サプリメントなど吸収されやすい
状態のものを活用するのが効果的です。
・コラーゲンの摂り方
サプリメントを活用する場合は、コラーゲンと好相性のヒアルロン酸や、コラーゲンの生成時に必要なビタミンC、鉄分と一緒に摂りましょう。
また、コラーゲンの原料には豚の皮などから精製する動物性、魚の皮やうろこから精製する海洋性コラーゲンがありますが、どちらがを摂ったら良いかを考えるより、どうやったら身体に吸収されやすいかという点から、同時摂取する成分の組み合わせや、毎日継続して飲むということを重視しましょう。
・プラセンタの種類
プラセンタは、ヒト由来・豚由来・馬由来などの種類がありますが、日本では現在、ヒト由来のプラセンタは、医療機関のみで使用が認められています。そのため、サプリメントや化粧品などに使用されているほとんどの原料が、豚由来のものであると言われています。
豚は人間と好相性!
臓器移植等にも豚を使用することもある程、人間と豚は生物的に近い存在。その中でも、SPFという徹底管理された、悪性菌を持たない高品質なブランド豚は、通常の豚プラセンタの数倍の有効成分を持つことから、注目されています。
馬由来も同様に、血統上、徹底管理して育てられたサラブレッドのプラセンタは貴重で人気が高いのですが、その分価格も高いので、豚が使用されることが多いのです。
また、最近では植物プラセンタというキャッチコピーで売られている商品も多いのですが、そもそも植物に胎盤はないのですが、植物の胚芽が胎盤のように働くであろうという期待から、そのように名づけられているようです。
・プラセンタの摂り方
胎盤を持つ哺乳類の中には、出産後に自分の胎盤を食べる動物も存在します。
人間でも、古代の美女や、時代のアイコンとなるような世界のセレブたちが胎盤を食べるというニュースから、日本でもそういった噂が聞こえてくるようになりました。
しかし、もともと胎盤は食べ物ではありませんので、衛生面などの問題もあるようです。また、胎盤を一回食べたところで劇的な美肌効果は望めませんので、やはりサプリメントやドリンクといった方法で、続けることを重視して摂取するようにしましょう。
いかがでしたか? コラーゲンもプラセンタも美容に欠かせない成分ですが、用途や効果の違いはおわかり頂けたのではないかと思います。
どちらを摂取するにしても、美肌づくりのためには続けることが大切。毎日続けられるものという観点で、自分にピッタリのアイテムを探してみてくださいね。