ダイエットウォーキング中級編
中級編は1キロ減を目指そう
オフィスや机にいながらでも可能な、上半身の意識を高めてきた事で、そろそろ、痩せやすい身体の土台が出来たのではないかと思います。
数字が今より上に動かない体重計にも見慣れて来ましたね。では、次は、マイナス1キロを目指しましょう。
「えー!?次もそれだけ?」と思わないでください。このマイナス1キロは、明日の朝だけ痩せていれば良い、というマイナス1キロではありません。
体重を測るタイミングがいつであっても、現状より1キロマイナスになってはじめて、「1キロのダイエットに成功した」と言えるのです。つまり、「今日の食事を軽くしたから、明日は体重が軽い」ではNG。
更には、体重が落ちても筋肉量が落ちては元も子もありません。ジワジワと脂肪で体重を落としながら、落ちてからのち1ケ月間はどんな食事の状態後でも、常に1キロ減はキープしている身体を目指しましょう。
それには、やはり、日々のコツコツした運動が一番。
特に、ウォーキングは、食べ過ぎた時はやや多めに、疲れている時は距離を少なく、など、ご自分のコンディションに合わせて調整がしやすいため、痩せた体重を維持するにはもってこいです。
9月から隔月でお届けするウォーキングダイエット3部作。
今月は「中級編」をお届けします。
中級編:燃焼には歩幅が大切
ウォーキングを、気分転換や散策、ととらえずに、ダイエットを目的に日常生活に取り入れる時、「歩幅」は非常に重要な要素になってきます。残念な事ですが、チョコチョコした小さい歩幅で歩いていても、ダイエット効果は低くなってしまうのです。逆にいえば、歩幅を大きくすることは、ダイエットに効果的ということです。
それは、単に歩幅が大きくなる事で、動きがハードになるので心拍数が上がり、有酸素運動としての運動効果が高まる、というだけではありません。
下半身は、身体の中で筋肉量が多い部分です。ですから、その下半身をしっかり使って歩くことは、筋トレと有酸素運動の要素が重なり、ウォーキングのダイエット効果が上がるのです。
ですが、この下半身、実は年齢とともに、急速に衰えて行く筋肉でもあります。「加齢は脚から」とも言われるくらい。ちょっとした段差でつまづいてしまうアナタ、年齢に関わらず、「下半身の加齢」が忍び寄っているかも……?
そんな部位ですから、特に意識をして鍛えていない場合、急に使おうと思っても、そもそもの筋肉量が足りていない場合が多く、せっかく歩いても、
「ちゃんと下半身を使えない」
「使えないからますます鍛えられない」
「鍛えられないからますます衰える」
「使えてないから歩いても燃焼しない」
という、負のスパイラル!!!となるわけです。
また、使えばいいんでしょう?とばかりに、ただただ歩幅を大きくしても、逆に膝や腰を痛めたり、太ももばかりが大きく張ってしまうという、肉体へのマイナス効果も起こりえます。
「正しく強く」下半身を使うのは、意外にも難しい事なのです。
そこで、次のページから
1、カロリー消費の要、脚が上がる身体を作ろう
2、正しい使い方で、引き締まった強い下半身に
を、ご紹介します。