ディナーメニューより
具沢山なミネストローネ
メニューはすべてアラカルトで、遊び心溢れるネーミングや親切な図解入りのメニューに思わずにっこり。例えば、今やほとんどのイタリア料理店で見かけなくなった「ミートスパゲティ」や「カッチョ・エ・ペペ」、肉を平べったく薄く伸ばした巨大カツレツ等々、懐かしいメニューもラインナップ! また、手打ちパスタは図解入りで分かりやすく説明書きが載せてあり、イタリアン初心者の人達にも万全の心遣いある営業スタンスは、まさに老若男女に対応した万能トラットリアといった感じですね。
それでは以下、チェーナ(夕食)の料理から御紹介。
・ホクホクじゃが芋と自家製サルシッチャ(ソーセージ)のチーズグラタン ~ゴルゴンゾーラチーズの香り~
ホクホクじゃが芋と自家製サルシッチャのチーズグラタン
寒い冬の夜にスターターとして選んだのはアツアツのグラタン。じゃが芋のホクホク感と共に、自家製サルシッチャの肉感を押し出したW食感&旨味全開の仕上がり! 口の中で漂うゴルゴンゾーラの余韻も、まるっ! トラットリアらしい豪快でシンプルな見た目の中にも、丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
・プッチーロサラダ
プッチーロサラダ
もはや、昨今のイタリアン(フレンチやスパニッシュも)で欠かせない定番料理「野菜(盛り合わせ)」。定番ゆえに、そのお店の個性が求められる一品ですが、この豪勢で気前の良いボリューミーな盛り付けと、多種多様な野菜の種類、そしてオリジナルブレンドされたヴィネガーの円やかな酸味など、バランスと魅せ方が実に上手い。しかも、これ一皿が800円と良心的価格! シェフは有名な京野菜リストランテでも働かれていただけあって、野菜の使い方もさすがの域。店名が付けられたメニューということもあり、野菜好きな人なれば必食メニューの一つでしょう。
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