職場の幸福度を高めるためにあなたがすべきこととは!?
部下を大事に扱うのがリーダーの役目
そして、2つ目は「相手の強みにアンテナを立て、それを発揮させることを支援すること」です。これは1つ目の「1人の人間として大切に扱う」ことの最高級のアプローチであるとも言えます。
ギャラップ社の調査でも自分の強みを活かして仕事をしている人は、弱みに意識を向けている人に比べて
- 仕事に熱意を感じて楽しんでいる割合は6倍
- 人生を心から楽しんでいる割合は3倍
また、強みを活かして仕事をしている人が週40時間の業務を楽しむのに対し、自分の強みを活かせていない人は週20時間を超えると働けば働くほど疲れるのだそうです。
あなたも疲れ果てた同僚ではなく、エネルギーに満ちた同僚と仕事をしたいはずです。
強みを活かすには
「あなたの強みは何ですか?」あなたはこの質問に答えられるでしょうか。この質問に即座に答えられる人は意外に少ないものです。
私たちは普段どちらかというと弱みの克服に焦点をあてがちなこと、そして強みとは本人にとってはあまりに自然に行っている行動や思考のパターンであるため、自分ではあまりわかっていないということが多いのです。
そんな強みを明らかにするのに有効なのが
そのことについて話すこと
過去の成功体験
どんなときに意欲や楽しさが高まるかなど
他者からフィードバックを受けること
どんなときに頼りにしているか
どんなときのどんな行動や発言が影響を与えているかなど
です。
あなたが相手の強みを関心を持ち、そのことを話題にし、それを活かす場をともに作り出していけば、そのこと自体が職場のエネルギーを上げることにもつながります。
強みについての詳細は巻末に関連記事を紹介していますので、ぜひこの機会に再チェックしてみてください。
まずあなた自身が幸せであれ
もう一つ興味深いのは、「幸せは感染する」という指摘です。ハーバード大学の調査によれば、日々接している家族や友人が幸せを感じていると幸せを感じる可能性が15%高まるという結果が出ています。職場で仲間の幸福度に取り組むことはチーム全体の幸福度にもつながると同時にあなたの幸福度にも影響します。逆をいえば、あなた自身の幸福度も部下やチームに影響するのです。
さて、あなた自身、あなたのチームメンバーは月曜の朝、どんな顔つきで出社していますか?
あなた自身、そしてあなたのチームメンバーの職場における幸福度は現在どれくらいですか?
<<参考文献>>
「幸福の習慣」 トム・ラス ジム・ハーター 著 ディスカヴァー 刊
<<おすすめ関連記事>>
部下との信頼関係を築く3つのポイント
あなたは部下のことを知っていますか
会話が少ない部下と信頼関係を築くには
高パフォーマンスを引き出す強みとは
強みを見つけるときの6つの注意点