定番ダイエット/口コミで人気のダイエット方法

体温を上げて痩せる!「ヒートショックプロテイン」

低体温だと代謝も低下し太りやすくなるといわれています。そこで今回は体内の「ヒートショックプロテイン」に着目!この「ヒートショックプロテイン」が増えれば増えるほど、体温や代謝も上昇し、ダイエットやプチ不調解消にも役立つ理由や、その方法を解説していきます。

和田 清香

執筆者:和田 清香

ダイエット・ボディケアガイド

体温が低いとダイエットには不利!?

低体温を解消してダイエットに役立てよう!

低体温を解消してダイエットに役立てよう!

「体温が低いとダイエットに不利!」とはよく言われること。理由は、体温が1度下がると基礎代謝が約12%低下し、女性の1日の平均基礎代謝量を1200kcalとした場合で計算すると、体温が1度低くなるとで1日約144kcalのエネルギーを消費できていないことになるから!

また、低体温→体が冷えることで水分や脂肪が溜まりやすくなり、血液やリンパ液の循環も低下。さらには老廃物も排出しにくくなるため、むくみ&セルライトが発生、その上、代謝が悪くなることで太りやすい体質を招くことにもなりかねません。

そこで今回注目したいのが「ヒートショックプロテイン」。私たちの体内にある「ヒートショックプロテイン」を増やすことで、体温が上がって代謝が良くなり、ダイエットだけでなくあらゆる不調が軽減する!?らしいのです。

ではさっそく、今回のキーワードである「ヒートショックプロテイン」を詳しく解説していきましょう。

「ヒートショックプロテイン」とは?

耳慣れない「ヒートショックプロテイン」とは、私たちの体に起こるあらゆるダメージ(ストレスなど)を修復し守ってくれるたんぱく質のことをいいます。

私たちの体の成分は60%が水で、それ以外はほとんどたんぱく質。髪の毛や爪、皮膚、筋肉、ほとんどの酵素など、それぞれに特有の働きをもつたんぱくが約10万種類以上もあるといわれています。

よって何かしらストレスを受けると真っ先にたんぱくがダメージを受けるというわけ。つまり、健康な体は、健康なたんぱくがあってこそ!ということになります。

「ヒートショックプロテイン」の役割

あらゆるダメージをガードし修復してくれるなど、生体防御システムのひとつである「ヒートショックプロテイン」が減少してしまうと、ストレスから細胞を守れずにダルい、疲れやすいなどのプチ不調から、代謝低下でダイエットがうまくいかない、肌がくすむ等、様々なトラブルが発生といわれています。

逆に、この「ヒートショックプロテイン」を増やせば、プチ不調解消からダイエット成功までうまくいくということ! 以下が「ヒートショックプロテイン」を増やすことによるダイエット・美容のメリットになります。

・体温が上がれば代謝が活発になり、脂肪も燃焼しやすくなる
・血流も良くなり汗も出るので、老廃物の排出がスムースになる
・脳内の幸せホルモン“エンドルフィン”が出て疲労感が和らぐ
・コラーゲンの合成を促進することで美肌効果が期待できる

では、どうすれば「ヒートショックプロテイン」が増やせるのか?

「ヒートショックプロテイン」はその名のとおり、体に熱のショックを加わることで増えるたんぱく質であることが分かっています。つまり、熱を加える「加温生活」が有効なのです。

そこで次からは、効果的な「加温」の効能や方法についてご紹介していきます。

加温生活で「ヒートショックプロテイン」を増やす!

『加温生活』(伊藤要子著/マガジンハウス/\1400税別)

『加温生活』(伊藤要子著/マガジンハウス/¥1400税別)

『加温生活』の著書であり、20年以上にわたり「ヒートショックプロテイン」を研究し続けている伊藤要子医学博士によると、最も効率的・安全な熱によって「ヒートショックプロテイン」を増やす方法は、お風呂とのこと。

「ヒートショックプロテイン」の増量を促す温度は40~42度とマイルドなので、私たちが毎日入るお風呂の温度とちょうど同じくらい。つまり、お風呂を上手に利用すれば、手軽・簡単に「ヒートショックプロテイン」を増やすことができ、体温&代謝も上昇し、体調も良好になるというわけです。

次ページからは、「ヒートショックプロテイン」を増やす、効果的な入浴方法をご紹介します。
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