グレードのバランスもよく見て
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近頃は用地買収の競争が激しく、せり上がった原価をどこで調整するか頭を悩ますプロジェクトも多いという。隅々までラグジュアリーを貫けるケースは少ないかもしれない。尚更見る目を養う必要があるといえる。
天井の高さや開口部もよく比較したい。かえられない箇所ほど見落としは厳禁だ。共用部のグレードや外観デザインも未完成の場合は詳しくヒアリングすべき。CGパースと模型と交互にチェックしながら、思っていたのと違ったとならないよう詳細にイメージしておくこと。構造や管理、セキュリティはいうまでもないだろう。
ヒントは“築浅リフォーム”
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例えば、家具レイアウトのしにくかった折り上げ天井を埋めて平らに、眺望だけを考え開きすぎた窓を一部壁で隠したら家具が置きやすくプライバシーも確保、狭い居室をつぶし全面書棚の回廊型書斎に、引き戸を多用して間取りの機能性を向上、など。
外国人向けの賃貸も分譲マンションにないアイデアをみることができる。例えばキッチンのレイアウトや家電の置き方は日本とは異なる発想でとても参考になる。高級マンションのキッチンはクローズからオープンに移行しつつあるが、いまはまだその過渡期なんだと毎度思ってしまう。
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