枯葉が落ちるかのごとく…。秋に抜け毛が増えるメカニズム

毛根イメージ

左が男性型脱毛症の毛根。このように根本付近にいくほど細くなる抜け毛が多いと要注意。右は本来の寿命をまっとうして脱毛した毛根。根元がふくらんでいるのが自然に抜けた証

通常、成人男性は1日に50~100本程度の抜け毛がありますが、秋になるとグッと増えて200~300本近くになる人もいます。暑かった夏に比べ、カラッとした晴れの爽やかな日が続き何となく髪や頭皮によさそうなのに、なぜ抜け毛が増えてしまうのでしょうか?

そのメカニズムを知っていただくために、思い出していただきたいのが、「髪の毛を生やす効果大の体内物質「IGF-I」とは?」で紹介した、抜け毛・薄毛予防と発毛・育毛効果に期待できる「IGF-I」という体内物質です。

IGF-Iを増やすには、食品による胃腸の知覚神経の刺激のみならず、頭皮の知覚神経の刺激も大切です。知覚神経は温度が低いと刺激されにくくなる性質があります。そのため、気温が下がってくる秋には、皮膚の温度も下がりやすく、IGF-Iがつくられにくくなり、抜け毛が増えると考えられるのです。また、湿度が低下して肌が乾燥することも頭皮の温度を下げることにつながり、秋の抜け毛増加の要因になると考えられます。

夏の間に受けたさまざまなダメージも、秋の抜け毛の要因に

秋の抜け毛増加のメカニズムには、既に終わってしまった夏も実は大きく関係しています。

夏のイメージ

暑かった夏の“ツケ”が、秋には抜け毛に姿を変える

夏は、湿気や高い気温で大量に汗をかく季節。まして、「抜け毛・薄毛が進行したかもしれない節電の夏」でも触れたとおり、今年の夏は特に頭皮や毛穴に汚れ、皮脂がたまりやすかったかもしれません。毎日シャンプーしていても、少しずつ汚れや皮脂がたまっている可能性もあるのです。

さらに、頭皮を容赦なく傷めつける強い紫外線で頭皮がダメージを受け、血行が悪化、冷たい食べ物・飲み物の摂り過ぎによる胃腸の知覚神経の働きの低下……。これらの夏の出来事によるツケが秋になって「抜け毛」に姿を変え、一気に回ってきたと考えられます。
となると、秋になってしまった今は、もう後の祭なのでしょうか?

ご心配なく。こんな対策でIGF-Iを増やせば、徐々に改善していけるはずです。