コーチング/人材育成・組織作り

組織力を強化する社内ネットワークの作り方(2ページ目)

業務を確実に推進させるには、日頃から社内ネットワークを築くことが大事です。社内ネットワークといえば、飲みにいくとかゴルフにいくなどのプライベートな付き合いを連想することもあります。組織の全体のパフォーマンスを上げるためにも、戦略的なネットワークの構築が必要です。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド

 

「ハブ」となっている人を見つける

networking

社内ネットワークは社外のネットワーク作りにもつながる

ネットワーキングにおける死角は、様々な人ととの関わりを築いているつもりでも、実は同じ穴の狢で似た者同士で寄り合っているというのがあります。そうならないためには、社内ですでにネットワークを築き、影響を持っている人、つまりハブとなっている人を見つけることです。

あなたが直接ネットワークを持っていなくても、ネットワークを持っている人との関わりを持つことで、その人の先にいる人とつながることが可能となります。
  • 多くのプロジェクトに関わっている人
  • 社内でポスト的に影響力を持っている人
  • 国内のみならず、グローバルにネットワークがある人

協力を依頼する際はネットワークに協力を依頼する

いざ人の力を必要とする際こそ、ネットワークの力を活用する機会です。力を借りたい人とコンタクトを取る際は、その人に直接依頼しに行く前に、あなたのネットワーク内で以下のようにその人と関係がある人の協力をあおぎましょう。そして、多角な立場からあなたのことを紹介してもらうことです。
  • 対象者の上司
  • 対象者の仕事仲間
  • 対象者の友人 

ネットワークを強化する

定期的にネットワークを振り返り、有効に活用できているかをチェックしましょう。もし、関係性をより強化する必要性が感じられたら、ネットワーク内の人同士を紹介するような機会を作って、常にメンテナンスをしましょう。

  • 食事会をする
  • 勉強会を企画する
  • 仕事で関わる機会を作る
社内ネットワークは、社外とのネットワークを築く上においても重要なリソースとなります。人との関わりは日常的なことなので、誰もが無意識に行なっていますが、さらに有益なものとするには、意識的に取り組むことから始めてみましょう。まずは、社内ですでにあなたが関わっている人たちの名前を書き出し、その人の所属先、専門性、仕事内容などを書き出し、偏っていないかチェックしてみましょう。そして、会社の組織図などを参考に、抜け漏れのある箇所を具体化したら、そことのネットワークを築くことができるよう、人の力を活用してみることです。



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