同潤会アパートの建て替え
日本で初めて、鉄筋コンクリート造集合住宅として有名になった「同潤会アパート」シリーズは、現在ではその数棟の建て替えが進み、複合ビルや分譲マンションに生まれ変わった。
「同潤会代官山アパートメント」は、超高層タワーマンションや店舗、渋谷区の施設が同居する「代官山アドレス」に、「同潤会江戸川アパートメント」は分譲マンション「アトラス江戸川アパートメント」に、そして「同潤会青山アパートメント」は建築家安藤忠雄氏の手によって商業・住居の複合ビル「表参道ヒルズ」になった。
マンションの耐用年数は諸説あるが、40年をひとつの目安にした場合、2011年の時点でそれを超えるマンションは100万戸にも達するといわれている。昭和40年代のマンションは都心の好立地にあるものも多く、今後ますますその動向が注目されるだろう。