食事ダイエット/ダイエット中のおやつの食べ方

アイスは太るのか? 太りにくい食べ方&アイス種類別カロリー比較

アイスは太るのかどうかという問題。答えはNOとも言えます。どんな食品でも食べ方を間違えば肥満につながりますが、食べる時間帯やカロリー面、種類を工夫すれば、ダイエット中でもアイスを楽しめます。ピノ、sunao、ガリガリ君などアイスの種類別カロリーをのせた比較表で、太りにくいアイスを見極めましょう!

浅尾 貴子

執筆者:浅尾 貴子

食事ダイエットガイド

アイスは太るのか?

日本アイスクリーム協会の調査によると、日本人が好きな嗜好品の第1位は1997年以来ずっとアイスクリーム。年齢性別を問わず、みんなが大好きなデザートなのだそう。
 
アイスは太るのか?

ダイエット中のアイスも賢く楽しみましょう


そして、約4割の人が月に1回以上は食べ、最も食べたくなるタイミングは「お風呂のあと」「お酒を飲んだあと」という興味深いデータも。また、「食べたくても量を控える」「量より質を重んじる」という方も、増えているようです。大好きだけれど太りたくない、とダイエットを気にするアイスファンの切ない(?)心理がうかがえます。

さて、アイスは太るかどうか。これに対する答えは、NOだともいえます。「アイスだから太る」ということではなく、どんな食品であっても条件は同じ。食べ方を間違えれば太る原因につながりますが、食べ方のコツさえ知っておけば、ダイエット中でも食べてOKです!

ということで今回は、アイスの太らない食べ方をご紹介していきます。まずは、アイスと一口にいっても、種類はさまざま。まず最初にダイエッターがチェックしておきたいのは、アイスに含まれている「脂肪の量」です。
   

アイスの種類別カロリー比較

乳脂肪が多いものから順にアイスクリーム(ハーゲンダッツアイスクリームなど)、アイスミルク(イタリアンジェラートなど)、ラクトアイス(明治エッセルスーパーカップなど)、氷菓(かき氷やシャーベット)という名称が表記されています。

アイスクリームは乳固形分が15%以上で、うち乳脂肪分が8%以上含まれています。アイスミルクは乳固形分が10%以上、うち乳脂肪分が3%以上と、乳固形分と乳脂肪分ともにアイスクリームより少なくなります。乳固形分3%以上がラクトアイスで、3%未満のものは「氷菓」と呼ばれます。ラクトアイスには、植物性油脂(植物油)が使われることが多く、乳脂肪分の成分規格はありません。

必ずしもカロリーは乳脂肪分に比例しないので、注意が必要です。例えば、乳脂肪の代わりに植物性油脂(植物油)を加えるラクトアイスのカロリーは、アイスクリームより高い場合もあります。

■種類別のカロリー ※100gあたり
  • アイスクリーム(普通脂肪)……180kcal
  • アイスミルク………………………167kcal
  • ラクトアイス(普通脂肪)………224kcal
  • ソフトクリーム……………………146kcal ※コーンカップを除く
『七訂食品成分表2018』より

■市販商品のカロリー例
※メーカー各社公開情報より

【ハーゲンダッツ】
  • バニラ……244kcal
  • クッキー&クリーム……247kcal
  • ストロベリー……236kcal
  • グリーンティー……239kcal
  • クリスピーサンド キャラメルクラシック……249kcal
【明治】
  • 明治エッセルスーパーカップ超バニラ(200ml)……380kcal
  • 明治エッセルスーパーカップチョコクッキー(200ml)……297kcal
【森永】
  • バニラモナカジャンボ……260kcal
  • チョコモナカジャンボ……302kcal
  • アイスボックス<グレープフルーツ>……13kcal
  • ビスケットサンド……219kcal
  • ピノ(6個入り)……186kcal
【赤城乳業】
  • ガリガリ君ソーダ……69kcal
  • ガリガリ君リッチ チョコチョコチョコチップ……150kcal
  • シャビィ 濃厚オレンジ&つぶつぶみかん(カップ)……94kcal
【グリコ】
  • SUNAO バニラ……80kcal
【ロッテ】
  • 雪見だいふく(パック47ml×2)……148kcal
【井村屋】
  • あずきバー(65ml)……112kcal
  • たい焼きアイス(130ml)……288kcal  
 

太らないアイスの食べ方のコツ

どんなアイスが太りやすく、スイーツと比べて太るのか? などなど、疑問はつきないところ。太りやすさの面から解説するのなら、アイスであろうとスイーツであろうと同じで、カロリーが高く、脂肪の多い物ほど太りやすくなります。

それでは、どんなアイスを選び、どう食べると太らないのでしょうか。そのポイントは、次の4つになります。

■買う前に「カロリー」をチェック
商品によりカロリーは差があるので、おおよそ把握しておきたいもの。ダイエット中は以下を踏まえ、アイスを選ぶとよいでしょう。

カロリーが低いのは、シンプルな氷かフルーツシャーベットです。フレーバーによる差は微少なので、好きなものを選びましょう。また、空気の量が多いソフトクリームは、カロリー控えめで比較的安心。

一方、ダイエット中に控えたいのは、サイズの大きいアイスやチョコ、あんこ、ナッツ、ワッフルコーンを使ったアイスです。大きさとカロリーは大抵比例しますし、チョコやあんこなどが入ったアイスは高カロリーのため控えめに。また、リッチなタイプのかき氷は、練乳や糖分たっぷりで高カロリーのものもあるので要注意!

■アイスは「午後」に食べると太りにくい!
一番太りにくいのは、午後3時~午後6時の間に食べること。この時間は1日で最も体温が高く、太りにくい時間帯。飲んだ後や夜中のアイスの誘惑に負けないで、ダイエット中どうしても食べたい場合は、午後の時間に食べるとよいでしょう。

■量より「質」でチョイス
プレミアムタイプのアイスクリームは、濃厚で美味しいけれどカロリーは高め。そうしたものは、サイズの小さいものを選びましょう。ダイエット中のおやつのカロリーは、1日必要カロリーの10%程度が目安。例えばハーゲンダッツのマルチパック(1個75ml)は1個あたりが160kcal代で、ダイエット中にぴったりのサイズです!

■ショップのアイスは「シングル」サイズで注文を
アイスクリームショップで、例えば好きなフレーバーを2種類選んでダブルにし、ワッフルコーンにのせてもらうと、それだけで400kcal程度と結構なカロリーに。市販のパッケージものと違って容量がわかりにくいショップでは、シングルサイズにして量をセーブするのも忘れずに。

いかがでしたか。ダイエット中は、これら4つのポイントを意識してみてください。好きなアイスを食べつつ、ダイエットも成功させましょう!

【参考】
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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