食事ダイエット

Q. なぜ「朝ごはん抜きは太る」と言われるのでしょうか。昼に食べ過ぎなければ痩せますよね?

【管理栄養士が回答】朝ごはんを抜けばカロリーが減って痩せそう、という考えは誤りです。空腹時間が長いほど体に起こる“ある働き”が、むしろ太りやすい体質を招くこともあります。正しい朝食のとり方を解説します。(※画像:Shutterstock.com)

浅尾 貴子

浅尾 貴子

食事ダイエット ガイド

管理栄養士歴31年。食べ物のカロリーや栄養バランスに関するアドバイス、美容や健康のアドバイザーや女性誌やコラムの執筆業として活躍中。「栄養学の基本知識を大切にした上で、ダイエッター個人のライフスタイルにあわせた、より実現可能なアドバイスを行う」が信条。

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Q. なぜ「朝ごはん抜きは太る」と言われるのでしょうか?

考える女性
食べない分、摂取カロリーは減るはずなのに太る? その意外な理由とは……

Q. 「ダイエット中の高校生です。なぜ『朝ごはんを抜くと太る』と言われるのでしょう? 食べない分カロリーが減るなら、普通に考えて痩せると思うのですが……。抜いた朝ごはん分を、昼にまとめて食べ過ぎなければ早く痩せられますよね?」

A. 代謝が落ちる上に、空腹時間が長いと体脂肪がつきやすくなるためです

「朝ごはんを食べないほうがカロリーを抑えられて痩せる」という考え方は、確かに一見もっともらしく聞こえますね。でも、食べ方によっては逆効果になりかねません。

まず知っておきたいのが、朝食と体内時計の深い関係です。朝食には、体内時計を正常化する効果があります。体内時計が正常に働くと、必要なときに体温が上がり、脳や内臓の働きが活発になります。その結果、食べたものを使い切る「代謝」もスムーズに行われやすくなるのです。この機能を活発にさせるために必要なのは、たんぱく質を含む朝食。食事を抜くことで体のリズムが乱れると、健康全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、朝食を食べない分、次の食事である昼ごはんも気を付ければ大丈夫、というのもいいアイデアのように思われるかもしれませんが、まとめ食べには要注意。空腹時間が長くなってからの食事は、急激に血糖値が上昇しやすくなり、肥満につながるリスクがあります。人の体は、空腹時間が長くなるほど「次に入ってくる食事をできるだけ体脂肪として蓄えておこう」とする飢餓対応の働きがあると考えられています。

ダイエットを成功させるコツは「急がば回れ」。以下の、理想的な朝食のポイントを押さえてください。

  • 乳製品・卵・大豆製品などで良質なたんぱく質を補給する
  • パン、おにぎりなど少量でも穀類をとる
  • 可能な限り、野菜や適量の果物を摂り、食物繊維やビタミンも補給
  • エネルギーの目安は1日の1/3を目安に(デスクワークの女性なら500-600kcal程度)
  • 時間は朝9時までを目安に、よくかんでゆっくり食べる

時間がない朝は、卵かけご飯だけでもかまいません。大切なのは「何も食べない」状態を避けること。毎日続けられる朝食習慣が、太りにくい体質づくりへの近道です!

さらに詳しく知りたい方は、「ダイエットと朝ごはん…太りにくい体質を作る朝食とは?」をあわせてご覧ください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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