ステーショナリー・文房具/万年筆ブランドの歴史とフラッグシップモデル

セーラー万年筆の歴史と万年筆(2ページ目)

セーラー万年筆の歴史と、代表的な万年筆を紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

技術が集約したオーセンティックな万年筆

「キングプロフィット 万年筆」6万3000円

「キングプロフィット 万年筆」6万3000円

1981年には、万年筆の王道を行く「プロフィット」シリーズを発売。質素なデザインながらバランスに優れ、その書き味は玄人からも評価が高く、セーラー万年筆の神髄が感じられる。さらに、それを継承した「キングプロフィット」はセーラーの集大成であり、大きなペン先が高度な技術力を物語っている。太くて長いボディは大型ペン先とのバランスも良く、安らぎを覚えるほどの存在感。世界でも類を見ない王者の風格を湛えているよう。本物の書き味が、書くことの楽しさを存分に味わせてくれる。

最後にセーラー万年筆の歴史に話を戻すと、「プロフィット」シリーズに加え、万年筆の“神様”と呼ばれる長原宣義の「長刀研ぎ」シリーズや、「プロフェッショナルギア」シリーズなど、いくつもの傑作を世に送り出してきた功績を忘れてはならない。今後のセーラー万年筆の展開も見逃せない。


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