オステリア・バスティーユ&カフェ・バスティーユ(3ページ目)

ディナー・メニューより

それでは、ここからは姉妹店の「カフェ・バスティーユ」から、ディナーメニュー(アラカルト)をいくつか御紹介します。

注)バスティーユ キチネッテ(旧店名 : カフェ バスティーユ)は2017年12月28日をもって閉店されました。尚、当記事は「バスティーユ キチネッテ」にリニューアルする前の「旧店名 : カフェ バスティーユ」時代の過去記事となります。


☆ウフ・マヨネーズ ビストロの前菜において必要不可欠の定番メニュー「ウフ・マヨネーズ」。これを食べないとビストロに来た！　という気にならないほど伝統的なビストロ料理でもあります。

そして、定番メニューだからこそ、そのお店の個性が出やすい料理でもあるのですが、「カフェ・バスティーユ」さんの「ウフ・マヨネーズ」は黄身部分が絶妙のレア加減！　ナイフを入れると、トロ～と黄身が流れ出し、これに酸味の強い自家製マヨネーズを絡めて食べると、「これぞビストロの味！」的な懐かしさと満足感と至福感が心地良く舌の上に拡がっていくのです。


☆オニオングラタンスープ 続いてもビストロ定番料理の一つ「オニオングラタンスープ」。これがまた傑作の出来で、私が食べてきた限り、最高のオニオングラタンスープでした。

器の蓋のように大きく敷かれたバゲットに、伸び伸び感のあるミックスチーズが気前良くたっぷりと乗せられてあり、一口食べる毎にスープで柔らかくなったバゲットとチーズのコンビネーションがコクのあるスープと共に押し寄せる、珠玉の完成度！　玉葱の甘さもバッチリですし、特に寒い冬の夜にはスープの美味しさが五臓六腑に沁み渡るのです。


☆ステック&フリット そしてメインはもちろん、バヴェット(部位の名前)を使ったステック&フリット！　このボリューミーなルックスだけでも垂涎物ですが、肉質の旨味を噛みしめた時の快感が堪りません！　ベストな火入れが施された肉質は、柔らかいけど弾力もしっかりしていて、とてもジューシー。

そして特筆すべきは、このフリット(フレンチポテト)のボリューム！　この皿からハミ出すほどのフレンチポテトの山盛りこそが、正真正銘のステック&フリットの証！　味もボリュームもパリ基準そのままのステック&フリット、これはビストロ好きさんにはホント嬉しい魅力ですね。ただ、ステックと合わせるとかなりのボリュームになりますので、女性同士の場合はシェアして食べられるといいでしょう。
  海外修行を終えて2ヶ月というスピードで本場の熱気とテイストを、京都の中心に持ち帰ってくださった山本シェフ。豪快さの中に繊細さのエッセンスを加えて仕上げる、ひと味違う「仏・伊料理」で、既に普段食べの店として、京都のど真ん中になくてはならない存在になられました。しかし、これで満足されている訳ではありません。自らを「単調なことが苦手で飽きっぽい性格。新しいことが好き」と評されるシェフ。絶えず変化を求めて探求を止めないシェフが、これから先もどんなサプライズをもたらしてくれるか目が離せませんね。


＜DATA＞
・店名： オステリア　バスティーユ
・所在地：京都市中京区蛸薬師烏丸東入ル一蓮社町310　メゾン高見1F
・アクセス：阪急電鉄「烏丸駅」徒歩約4分
・地図：Yahoo!地図
・TEL：075-222-0788
・営業時間：11:30～14:00(LO)、18：00～21：30(LO)
・定休日：火曜日(月1回月曜不定休)