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韓国のチヂミ、ベトナムのバインセオ

アジアのパンケーキ代表といえば、韓国のチヂミとベトナムのバインセオ。パンケーキのイメージとは程遠いですが、英語にすればやっぱりパンケーキなんです。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

韓国風パンケーキ、チヂミ 

チヂミ

小麦粉に野菜や牡蠣など海鮮を入れて焼く韓国チヂミはバリエーションも豊富

韓国版お好み焼きと例えられることもある「チヂミ」は、韓国ではマッコリに合わせたい居酒屋の定番メニュー。最近は日本でもすっかり定着しました。ただ、チヂミという言葉は慶尚道という地方の方言なので、ソウルなどではプッチムゲやジョンと呼ぶ方が一般的です。

ネギチヂミ「パジョン」、緑豆チヂミ「ピンデトック」、キムチチヂミ「キムチジョン」、海鮮チヂミ「ヘムルパジョン」など種類もいろいろ。スーパーにはチヂミの粉が売られており、水を加えて焼くだけでOKなのでお土産にもおすすめです。

ちなみに韓国では雨の日に食べたくなる料理としても知られています。チヂミを焼く音が雨の音に似ているとか、雨の日は簡単なチヂミで間に合わせたとか諸説あるようですが、本当のところは不明。いずれにせよ、旅の途中で雨が降ったら、チヂミとマッコリでまったり過ごしてみてはいかがでしょう。

ベトナム風パンケーキ、バインセオ 

バインセオ

ベトナム風パンケーキ、バインセオ。また、ターメリック入りの黄色い生地が目を引く

日本人の口にもよくなじむベトナム南部の料理「バインセオ」。米粉に水やターメリック、ココナッツミルクを加えた生地にエビやモヤシなどの具を包んだもので、専門店も存在するほどの人気メニューです。ベトナム風お好み焼きとも例えられますが、お好み焼きよりもかなり薄くパリパリした生地が特徴。食べるときは、適当な大きさにちぎり、付け合わせのからし菜やレタスにハーブやタレとくるんで食べます。地域によって大きさや味も変わりますが、ホーチミンなどで食べられるものはボリュームもたっぷりです。

バインセオの“バイン”は粉などを固めて作った食べ物を指し、“セオ”は焼ける音を意味しているとか。日本語ならジューという音の方がしっくりきそうですが……。機会があればじっくり聞いてみたいですね。

世界のパンケーキ
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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