英語ならお好み焼きもパンケーキ
billsのリコッタパンケーキ
パンケーキのパンとは英語で“平鍋”のこと。つまりパンケーキは、フライパンなどで焼いたケーキという意味です。ブレッド(bread)のパンではないですよ。小麦粉や卵、牛乳などで作った生地をバターで平たく焼くのが基本のレシピですが、形や味のバリエーションは多彩。呼び方も国によって異なり、たとえばオランダなら「パナクック」だし、スウェーデンなら「パンカーコー」。ニュージーランドやオーストラリアではひとくちサイズのパンケーキ「パイクレット」がおなじみです。
クレープはブルターニュ地方の名物そば粉のガレットに由来
ちなみにイギリスをはじめとする英語圏では、カーニバル(謝肉祭)の最終日、シュローブ・チューズデー(告解火曜日)をパンケーキデーと呼び、パンケーキを食べる習慣があります。その後のレント(四旬節 ※イースター前の40日間)には肉や卵、バターなどを控えるので、それらを使いきるのが元々の目的だったよう。イギリスのパンケーキはクレープのように薄く、レモンと砂糖をかけるのが定番です。
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