オーストリア風パンケーキ、カイザーシュマーレン
オーストリア風パンケーキ、カイザーシュマーレン。ふわふわした生地にはプラムのソースをかけて食べるのが一般的 (C)Austrian National Tourist Office/ Eisenhut & Mayer
小麦粉に砂糖や卵、牛乳を加えた生地を焼き(ここまではまさにパンケーキですね)、その後ひとくちサイズにちぎって粉砂糖をかけたものです。カフェやレストランで気軽に食べられるほか、スーパーにはレンジで温めるだけでOKのプラムソース付きカイザーシュマーレンも売られています。
オランダ風パンケーキ、ポッフェルチェ
オランダにはタコヤキ屋さんと間違えてしまいそうなお店があります。上の写真、まさにそうですよね。実はこれ、「ポッフェルチェ」と呼ばれるオランダ風ミニパンケーキの屋台。そば粉とイースト菌を混ぜて焼いたもので、ふわりと軽い口当たりが特長。バターや砂糖をかけて食べます。屋台で買うのがポピュラーですが、専門店もあれば、スーパーに既製品も売っています。小ぶりなサイズゆえに結構な枚数が食べられるはずですよ。イギリス風パンケーキ、クランペット
映画『ハリーポッター』にも登場したイギリススタイルのパンケーキといえば、「クランペット」。そもそもクランペットが英語なので、英語に訳すとパンケーキ、というものではないですが、オーソドックスなパンケーキとは少し違うのでご紹介。特長は表面にあいている小さな穴。イーストを加え、軽く発酵させて焼いているので、パンのような風味と独特のもっちり食感を楽しめます。バターやジャムなど合わせて、ティータイムにも頻繁に登場。スーパーでは既製品も売っています。ポテトパンケーキ、スイスのレシュティ
すりおろしたり、薄切りにしたジャガイモをフライパンで焼く、いわゆるポテトパンケーキは中・東欧で広く食べられています。国によって呼び名は違い、スイスなら「レシュティ」、ドイツなら「カルトッフェルプッファー」、スウェーデンなら「ロラカー」といった具合。また、ユダヤ教のお祭り(ハヌカー)では「ラトケス」というポテトパンケーキを食べる習慣があります。韓国のジャガイモのチヂミもポテトパンケーキのひとつといえそうですね。<世界のパンケーキ>
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