食事の時間指定あり、スリランカのシンハラ・タミル正月 

キリ・バットゥ

キリ・バットゥ。ひし形が特徴(写真は握ったものだが、本来は包丁で切る) (C)印度亜 indo-or

スリランカの正月はシンハラ・タミル正月とよばれるもので、例年4月13、14日ごろ。1ヶ月くらい前に占いで決まります。さらにユニークなことに、新年最初におこなうさまざまな行動についてもその時間が決められます。そのため、正月の朝は、決まった時間にかまどに火を付けたり、決まった時間に決まった方向を向いて食事を取るのが決まり。どこか節分の恵方巻きにも似ていますね。

新年の食事の定番メニューといえば、キリ・バットゥというココナッツミルクで炊いたご飯(ミルクライス)。ほかに、バターケーキ、バナナなども並びます。

 

数千個の蒸し餃子を作る、モンゴルの旧正月(ツァガーンサル) 

ボーズ

ボーズ (C) Rich Hikari Co.Ltd

モンゴルの旧正月はツァガーンサル(白い月の意味)と呼ばれます。モンゴル暦で決まり、1月下旬~2月中旬ごろ。元旦からは暦の上では春になります。

そんなモンゴルの正月料理と言えば、羊肉の蒸し餃子ともいえる「ボーズ」。大晦日までにたくさんのボーズを作るのですが、1,000個以上のボーズを作る家庭も珍しくありません。というのも、モンゴルでは正月期間には親戚の家などをまわる習慣があり、やってきた客にはもれなくボーズをふるまうからです。そして、飲み物は発酵させた馬の乳から作る酒「アイラグ」が定番。アルコール度数が1~2%と低く、子どもが飲んでも大丈夫。「白い月」という名のとおり、食事も白いものが中心です。

 

日持ちするもち米のちまきが名物、ベトナムのテト
 

ベトナムの正月はテトと呼ばれ、中国の春節と同じ日です。代表的な料理は豚肉と緑豆を使った餅米のちまき「バインチュン」。北部では形は直方形ですが、南部では円柱状に作られ、バインテトと呼ばれます。テト近くになると、街なかでバインチュンを売る屋台も多く見かけるようになります。

世界の正月料理
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