「何個食べたい?」が合い言葉の緑のニョッキ
イタリアの実家でよく作られるニョッキメニューをご紹介します。その名も「緑のニョッキ(Gnocchi al Verde)」です。これはほうれん草をたくさん入れて、リコッタチーズを加え、薄力粉でまとめるというタイプ。とても軽い味わいでありながらヘルシー、栄養バランスもいいことから、子供に積極的に食べさせたいメニューでもあります。このニョッキは肉団子位の大きさで提供されるので、大皿から盛り変えるとき、「何個欲しい?」と聞き、「○個!」と自分の食べたい量をオーダーします。我が家は基本的に大人が10個、子供が8個位です。
ほうれん草のニョッキの材料(4人分)
ほうれん草のニョッキの作り方・手順
ほうれん草のニョッキの作り方
1:ほうれん草を煮る
ほうれん草は軸と茎をとり、葉の部分だけ水洗いをする。オリーブオイル小さじ1杯、水50ccを入れた鍋に入れ、フタをして、火にかける。弱火で15分、クタクタになるまで煮る。
ほうれん草を洗った水気は、できるだけきらないようにします。2:ゆであがったほうれん草を細かく切る
1のクタクタに煮たほうれん草は、粗熱をとり、いらない水気をとっる。冷めた頃にぎゅっと両手で絞って、完全に水分を取り除く。そして細かいみじん切りにする。
3:ボウルにほうれん草、チーズ、塩を入れる
大きめのボウルに、2の細かく切ったほうれん草、リコッタチーズ、パルメザンチーズ、塩ひとつまみを入れ、よくかき混ぜる。
4:溶き卵、薄力粉を加える
3のボウルに、溶き卵を入れ、さらによく混ぜる。ふるった薄力粉を2~3回に分けて加え、よく混ぜ合わせる。
5:生地を丸める
バットに軽く薄力粉(分量外)を敷き、オリーブオイルをつけた手で、4の生地を丸めながらおいていく。大きさは2~3cm位。
6:たっぷりの湯に5を落とし、浮いたら取り出す
塩をした、たっぷり目の沸騰したお湯に5をゆっくり入れ、3~4分茹でる。ぷかぷか浮いてきたら取り出し、皿に盛る。皿に盛ったら、オリーブオイル(分量外)をまわしかけ、すりおろしたパルメザンチーズ(分量外)をふりかける。
プカプカ浮いてきてもすぐには取り出さず、3分程待ってください。中までしっかり火が通ってない場合があります。ガイドのワンポイントアドバイス
冷凍ほうれん草を使っても美味しくいただけます。ポイントは、ほうれん草の水気をしっかりと切り、クタクタになったほうれん草を細かく刻むこと。ニョッキは火が入りやすく、すぐにぷかぷかと浮いてきますが、中まで火が通ってないことがあるので、浮いてきても2~3分位待ってください。薄力粉の量を加減すると、もっとふんわりだったり、もっとしっかりだったりとお好みの食感に作り替えることもできます。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。