マーケティング/マーケティング事例

プリウスvs.インサイトの仁義なき戦い

今ハイブリッドカー戦争が熱い!次世代カーとして注目が集まるハイブリッドカーだが、既に激しい価格競争の様相を呈してきた。今回はトヨタとホンダの激しい争いにスポットを当てる!

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

話題を集める次世代『ハイブリッド車』

ハイブリッド車が好調
世界金融危機以降不振を極める自動車産業において、ハイブリッド車の好調は明るいニュースだ。
環境にやさしい次世代カーであるハイブリッド車の販売が好調だ。

社団法人日本自動車販売協会連合会の発表によれば、4月にはホンダのインサイト10,481台とハイブリッド車で初めて販売台数トップに輝いた。続く5月も10,915台でトヨタのプリウスがメーカーは違えどハイブリッド車として2カ月連続で月間売上No.1を獲得した。

今なぜハイブリッド車が売れているのだろうか?

やはり、消費者の環境への配慮や燃費向上に対する関心も理由に挙げられるだろうが、最も大きな要因は「エコカー減税」だろう。

政府は今年の4月から環境問題に対応した自動車に対して、取得税や重量税が軽減されるエコカー減税を実施した。ちなみにプリウスタイプSでは15万8800円、インサイトタイプGでは13万7700円の税金が免除される。

一足先にエコカーの買い替えに対して日本円で約30万円を補助する制度を導入したドイツでは、前年比40%もの売上アップに繋がったという報道が流れた。今後、日本でもさらにエコカーへの買い替えを促進するため、新車購入から13年以上経過した車を廃車にしてエコカーを購入した場合は普通乗用車で25万円、廃車せずにエコカーを購入するだけの場合でも10万円を補助するエコカー補助制度が開始される予定なので、ますますハイブリッド車に注目が集まることは間違いない。

そんなエコカーとしてのハイブリッド車に注目が集まる中、トヨタとホンダの仁義なき戦いが勃発した!詳細は次ページで……
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