ほぼ日手帳
顧客の支持を受け急成長する『ほぼ日手帳』。果たしてその大ヒットの秘密とは?(画像リンク先:『ほぼ日手帳』オフィシャルサイト)
携帯電話やPDAなどデジタルアイテムの登場で年々影の薄くなるアナログ手帳。ただ、日経新聞によればその市場規模は9000万冊で400億円以上に達する。携帯電話には抜かれたものの、統計的には実に全国民の4人に3人は1冊持っているという計算になる。

そんな私達にとって馴染みの深い手帳だが、成熟した手帳という市場にも関わらず、毎年急成長を記録し、異彩を放っている手帳がある。

それが『ほぼ日手帳』。

ほぼ日手帳は2001年に初めて発売されるや年々増加の一途をたどりなんと2008年版は25万部を記録した。

ほぼ日手帳とは?

ほぼ日手帳とは、糸井重里氏が主宰するインターネットサイト“ほぼ日刊イトイ新聞”から生まれた手帳。

ほぼ日刊イトイ新聞ではサイト訪問者と何か一緒に楽しむことができないかとサイトでTシャツを販売したところ、予想外の反響を得た。そこで次の企画としてどんなものがいいかと検討して出てきたアイデアが“手帳”だったのである。

このほぼ日手帳の面白いところは、製品化までの道のり。

Tシャツに続いて手帳を販売すると決めたのはいいが、この“ほぼ日手帳プロジェクト”のリーダーに抜擢されたのはこれまで手帳製作と全く無縁だった、いわば“ズブの素人”。

将にゼロからの出発で使用者の目線に立って、『自分だったらこんな手帳が欲しい』という望みを一つ一つ積み上げてほぼ日手帳を作り上げていったのだ。

だから、ほぼ日手帳は毎年利用者からの意見を参考にして様々な機能を付け加えている。利用者目線で進化し続ける手帳なのだ。

マーケティング的に分析すれば、この“顧客目線で機能が進化し続ける”というポイントがほぼ日手帳の大ヒットに繋がっているに違いない。

そんな思いを確信に変えるべく、ほぼ日手帳の生みの親である糸井重里氏に直接取材を試みた。

次のページでは糸井氏の口から明らかにされたほぼ日手帳のヒットの秘密に迫ります!