総合スーパーの雄、イオンが期待をかける新事業
イオンは自転車専門店を大規模展開すると発表した。
かつて隆盛を極めた総合スーパー(GMS)が苦戦しています。マーケットシェアトップに立つイオンでさえ、2010年2月期の連結ベースでの売上高は5兆540億円と、前年の5兆2307億円から1800億円近くも減らす厳しい決算となりました。
そんななか、現在イオンが大きな期待をかける新事業があります。その事業とは、自転車専門店。
現在8店舗を運営していますが、業績が好調のため今後3年で直営の自転車専門店を200店舗へと大幅に増やす計画が発表されました。その目標売上高は、実に150億円にも上ります。
今、なぜ総合スーパーであるイオンが自転車専門店を全国に展開するのでしょうか? 今回は、その背景にあるマーケティング戦略を探っていくことにしましょう。