こんな考え方では、プレゼンは危うい。 |
はじめてのプレゼンテーションでは不安がいっぱい。でも、多くの人がやってしまう間違いを知っているだけで、「ありがちな失敗はやらずにすむ」という安心感が持てます。
今回、前後編でお伝えしている「はじめてのプレゼンNG集」の後編です。
(前編はこちら)
「聴衆はカボチャ」と思い込まない
「自分はあがり症で、人前で話すのは苦手なんですよ……。どうやって緊張に対処したらよいですか?」
これも良くある質問の1つですね。初めて大勢の前で話すとなると、緊張するのは当然です。こんなときによく聞くのが「聴衆をカボチャと思え」というもの。こんなセリフを信じては絶対にダメですよ。聴衆はカボチャではありません。人間です。
ためしに実際にカボチャに話しかけてもらえばわかるのですが、とても熱意を持って話せないはずです。聞き手が感情ある人間で、話し手の話に対して「良かった」とか「良くなかった」とかの意見を持ってくれるからこそ、話し手は熱意をもって話せるのです。
聴衆の反応を気にしすぎてペースを乱してしまうのも良くありませんが、最初からまったく無視してしまうのも考えものですからね。