嫌われない・自慢話にならない自己紹介
嫌われる自己紹介には3つの落とし穴がある
長いとKYと思われる
とにかく長い。自己紹介が延々と長いと、それだけで嫌がられがち。聴衆が、相手に対しての興味がわききっていない時点ではなおさらのこと。特に、複数人が順々に自己紹介していくようなシーンで1人だけ長いと、もうそれだけで「こいつは場が見えないヤツだな」と、変なレッテルを貼られかねません。自己紹介では、まるで映画予告のように期待をさせて、あとは本編でといった潔さが求められています。あくまで、その後のお付き合いを始めるキッカケにすぎません。その場で全てを話しきろうとしないこと。短く、ポイントを絞ってというのが鉄則。
自慢話ばかりの自己紹介
ついやってしまいがちなのが、自慢話だらけの自己紹介。確かに気持ちはわかります。「自分はこれから付き合っていくに足る人物である」ということをアピールしたくなるから。しかし、これを直接的にやってしまうのはNGです。ビジネス世界では、まだまだ謙虚さが美徳とされているのが現状。あまり、自分の実績を真っ先に出すと、その内容と同時に「こいつは自己主張が強すぎるやつかも」と思われる危険性も秘めています。
とはいえ、せっかくの自己紹介シーンで信頼感を伝えたいのも事実。それには、自分の実績などを伝える際は謙虚さで包み隠すか、こっそりと伝えるかの工夫が必要。「あまりアピールポイントのない私ですが、しいて特技を挙げるとすれば……」なんて表現を加えたうえであれば、少しの自慢話でも多少は聞きやすくなるかもしれません。
自分に関係ない話ばかりの自己紹介
たとえば、結婚式のスピーチでのこと。自己紹介のときに会社の事業内容などについて延々話し続けて、参加者がうんざりしているシーンは少なくありません。聞き手は、自分に直接関係ない話に対して興味を持ちづらいもの。そのため、できるだけ相手の興味に沿う形で自己紹介を編集しましょう。もちろん、聞き手の興味はどこにあるかを考えることも必要です。
良い自己紹介3つのポイント
とここまでは、失敗例を中心に述べてきました。逆に言えば、これらを避ければそれなりの自己紹介になるということ。では、ポイントをまとめてみましょう。- 短めの時間に抑え、そのためにポイントを絞る
- 謙虚さを忘れずに。高い実績をアピールしたいときは、表現に気をつけて
- 「聞き手の興味・関心はどこにあるか?」を考え、それに沿った話をする
最後に1つ。自己紹介も、即興ではなかなか良いことが言えません。いつ自己紹介を求められてもよいように、万全の準備をしておきましょう。
■関連サイト
◆「営業力がUPするプレゼン術」
この本でも自己紹介等に触れています。ガイド野村著書
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