プレゼンテーションの語源とは

プレゼンはプレゼント。それはある意味ただしいことです。


今回は、テーマは「プレゼンテーションとは、そもそも何か?」。
物事は定義・捉え方がとても大切。それひとつで、心構えが大きく変わってきます。たとえば、営業を「大切な顧客との出会い」ととらえるのか「騙してでも売れればOKの戦場」と捉えるのかで、その後の行動は大きく変わってしまうでしょう。

ここでは、私が考えるプレゼンのとらえ方をご紹介したいと思います。
 

プレゼンテーションの語源とは?

プレゼンテーションの語源を調べていくと「プレゼント」という言葉にたどりつきます。つまり贈り物のことですよね。

実はこれは結構有名な話。プレゼンについての本などを読んでいると、よく「プレゼンテーションの語源はプレゼントです。ぜひ贈り物をおくるつもりで言葉を紡いでください」といった感じのフレーズが載っています。

この考え方の良いところは、相手目線になれるところですね。プレゼンが贈り物であるならば、自分がしたい話をするのではなく、相手が聞きたい話をしようと考えやすくなります。だって、プレゼントなんだから、相手に喜ばれるものを贈りたいですよね。
 

聞き手と話し手、先にプレゼントをもらっているのは……

「プレゼンテーション=プレゼント」と考えると、『話し手→渡す側』で『聞き手→貰う側』ということになります。それって本当でしょうか?

私はそれは違うと思うんですよね。プレゼンをするタイミングでは、すでに話し手は聞き手からあるものをもらっています。それは――「話を聞いてもらう時間」です。

プレゼンの冒頭に「本日はプレゼンの時間をいただき、ありがとうございます」なんていうシーンを見たことはないでしょうか? まさに言葉にしているとおりです。時間をもらっているんですよね。
 

プレゼンテーションの定義

だから、私が考えるプレゼンのとらえ方はこれです。

「プレゼンテーションとは、お返しである」

もらった時間に恩義を感じ、そのもらった時間以上の価値を受け取ってもらおうと、一生懸命にお返しをする。みんながそんなメンタリティでプレゼンの場に立てば、すべてのプレゼンテーションは暖かいものになるんじゃないかと思うんです。

プレゼンは自慢の場でもないし、何かを押し付ける場でもない。
話し手が聞き手に施すものでもないし、卑屈にやるものでもない。

そんな考えが、広まったら嬉しいなと思います。


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