コーチング/人材育成・組織作り

マネジャーが取るべき3つのコミュニケーションとは(4ページ目)

今日のマネージャーは、プレイング・マネージャーでありながら、部下の力を引き出すコーチ型マネージャーとしての能力が求められています。部下の力を引き出すコミュニケーションの3つのポイントをご紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド


3.部下が自分で動けることを目標にコミュニケーションを交わす

マネージャーの仕事は、部下にべったり付いて面倒をみることではありません。部下が自分で考え、自分で判断し、自分で行動して目標を達成できるようにすることです。そのためには、次のことに注意してコミュニケーションを交わすことです。
  • 部下の強み、弱みは何か
  • 部下が安心してリスクに挑める環境があるか
  • 部下が自分で問題解決できるようにサポートしているか
  • 生活と仕事のバランスがとれているか
  • 足りないスキルは何か
マネージャーのコミュニケーションは、部下の成長を促し部下の仕事への満足度を向上させることに向けられる必要があります。加えてコーチ型マネージャーがすべきことは、本人が目標を達成できるための環境や必要なスキルが何かに注目し、部下がそれを身につけられるようにすることです。

仕事に不満を持っている部下の多くは、仕事そのものより上司とのコミュニケーションに不満を持っています。コミュニケーションは毎日の関わりでは欠かすことができない要素です。だからこそ、地道な取り組みが成果を出します。チェックリストを時折振り返りながら、部下とのコミュニケーションの3つのポイントに取り組んでください。
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