コーチング/会議運営・面談・面接

部下が満足する面談は「6割以上」話せること(2ページ目)

面談は定期的に部下と集中して話せる貴重な場。単に業績の評価をするだけでなく、相手のモチベーションを上げることができる人材育成の場面となります。今回は、部下が満足する面談について紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド


部下が満足する面談7つのステップ

営業でお得意先にプレゼンテーションする際には、誰もが会話の流れを事前に考えるように面談にも同じことが言えます。以下は、プロのビジネスコーチが使う会話の流れ、「コーチング・フロー」です。目的を持って1対1で会話をする際に効果的で、面談には特に有効です。

ステップ1 緊張を解く
「今日は暑いね」
「朝早くからご苦労様です」

ステップ2 この時間で扱う目標を確認し、目標を明確にする
「今日は45分間面談をします」
「今期の成果を確認し、来期の目標を具体化します」

ステップ3 現状の明確化
「新規案件は○○件ですね」
「売り上げは○○万円でしたね」

ステップ4 ギャップの明確化
「目標と実績の差は○○件ですね」
「開発期日は○○月でしたが、○○月まで伸びているね」

ステップ5 具体的な行動を決める
「次は何から取り組みますか?」
「必要なサポートは何がありますか?」

ステップ6 エバリュエーション
「今ここまで話してみて、最初に決めた目標に近づいていますか?」
「他に何についてここで話せればいいだろうか?」

ステップ7 フォロー

「では、今日決めたことは毎月確認しよう」
「来週までにまとめて出してほしい」

この7つのステップを頭に入れておき、事前に大体の時間配分をするだけでも、十分なメンタルリハーサルとなり、本番では部下の話を聞きやすくなります。このとおりにいかない場合でも、7つのステップのフローを意識しながら進めてみましょう。
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