コーチング/コーチング基本知識

コーチングの基本3 継続的なフォロー(2ページ目)

コーチング基本の3つめは継続的なフォロー。部下が行動を起こし続けるためには、上司は継続的にフォローすることが求められます。今回は部下が行動を続けるコツをご紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド


人はなぜ決めたことを実行できないのか

人は頭で理解したことを必ずしも実行できるわけではありません。特に、今までやったことがない行動をする必要があったり、関わったことのない領域に取り組む際はなおさらです。たとえば、内勤でデスクワーク中心だった人が外回りの営業に業務変更した場合、頭ではわかっているがなかなか行動にうつせない、ということもあるでしょう。

行動を起こせない理由には、次の3つの要素があります。
  • 人は短時間に多くの情報をうまく咀嚼できない
  • 人はわかったつもりでも実際にやれるわけではない
  • 周りの人による協力が得られない
部下に行動を起こさせるには、以上のようなハードルを乗り越える必要があるのだということを、コーチ型マネジャーは知っていなければなりません。

行動が変わるまで関わり続ける

コーチング三原則
実践するためには常にリアルタイムで話し合う時間を作る
決めたことを実践しようとしても、現場に戻るとなかなか思い通りにはいきません。コーチ型マネジャーは常にリアルタイムで部下と関わり、新しい考え方や取り組みについて話をする機会を設ける必要があります。

たとえば、新しい営業先との関わり方について、部下が少しでも困っているように感じられたらすぐに声をかけるとか、プロジェクト運営する際に必要なスキルが足りない場合は、何が必要なのかフォローするなど、状況に合った方法やアイディアを見つけることができれば、実践する確率は高くなります。そのためには根気強くフォローすることです。
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