ぎっくり腰/ぎっくり腰予防・解消法・体操・ストレッチ

ぎっくり腰対処法・家庭編(2ページ目)

日常のあらゆる動作でぎっくり腰になる可能性があります。布団の中でギクッと痛めてしまえば、一日寝たきりで過ごさなくてはならなくなることも…今回は、家庭内でのぎっくり腰予防と対処法についてお話しましょう。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

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朝目が覚めて、急に伸びをしたり起き上がったりすると、ぎっくり腰になる場合が多くあります。

目覚めてすぐに、ぎっくり腰になったら?

朝、目が覚めた時や起きて間もない時は、気持ち良く伸びをするつもりが、ギクッと腰を痛めてしまうことが多いのです。体を動かしている日中よりも、起きたばかりの時は血行が悪く、筋肉が硬くなりがちであることも理由のひとつです。

痛めた後、冷却をした方が良いので、動けそうな時は下の写真のように起き上がり冷やす準備をしましょう。



1.ゆっくり膝を立てる。 2.腰をひねらないように横向きに。
3.体を起こし足をおろす。 4.ひと呼吸おきゆっくり立ち上がる。


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布団から起き上がる時は、上半身と腰を一緒に動かすイメージで!
ベッドではなく、布団から起き上がるときは、上記の1と2までは同じです。横向きになったあとに体を起こすのですが、この時にも注意が必要です。


  • 上半身だけをねじらないようにする。

  • 腰を反らして起こすと悪化する可能性があるので注意する。

  • ヒジを伸ばしながら体を起こし、腰に負荷をかけないようにする。

  • 腰への負担を減らすために、お腹に力を入れながら体勢をかえる。

  • 四つんばいになってから、ゆっくり立ち上がると良い。


腰をかばう歩き方

家の中を歩く時は、なるべく腰への負担を避けるために、壁をつたい歩きましょう。横になった状態から体を起こす時のように、立って歩く時もお腹に力を入れ、腹筋を使うことで腰への負担が軽減されます。

普段は、特に体重の移動などは考えずに歩いていると思いますが、ぎっくり腰の時は、一歩一歩に注意を払い足を動かします。痛みの出る姿勢などには個人差があるため、少しでも楽な体勢を見つけると良いでしょう。

1.壁にお尻をつけ少し前かがみに。 2.ゆっくりカニ歩きで移動する。



ぎっくり腰は、一度経験してしまうと繰り返すことが多いです。再発防止といって、日常の全ての動作に気を配ることはとても大変ですので、「腰は弱点」と自覚して腰に疲れをためないように過ごすことが大切です。ギクっときたらまず冷却!をお忘れなく!


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