文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
当サイトでは、二世帯同居についてのノウハウを、プランのコツ・実例・精神面など、様々な角度からご紹介してきましたが、今回は実際に二世帯同居経験者の声をお届けしたいと思います。

この調査は、二世帯住宅に約20年間お住まいの方を対象として調査を実施しました。20年間二世帯同居をした経験より、振り返って、よかったこと・よくなかったこと(満足・不満)についてお伺いしています。経験者の声、ぜひ参考になさって下さい。

【調査対象】
入居当初・子世帯妻だった方(307名)
入居当初・親世帯妻だった方(212名)


総合満足度~親世帯は満足、子世帯は消極的な満足?

まずは、二世帯同居の総合満足度からみていきましょう。親世帯は、同居そのものは9割と大半が「満足」と回答。子世帯も「満足」の割合は8割と高いものの、「かなり満足」との積極的評価は9%と、積極的な満足でないのが若干うかがえます。

Q.二世帯同居の総合満足度は?
二世帯同居の総合満足度
資料提供:二世帯住宅研究所

回答者の属性により分析すると、多少の差がみられました。例えば年代別では、子世帯40代以下の若い世帯で「満足」が高い傾向がみられました。また、住宅の分離度で比較すると、台所・浴室・玄関が独立していて家の中で行き来可能な独立性の高いタイプに住む回答者に「満足」の評価が高いという傾向がありました。

では、もう少し細かくみていきましょう。以下のグラフが「二世帯交流満足度」と「分離満足度」についての結果です。

「二世帯交流満足度」と「分離満足度」
資料提供:二世帯住宅研究所

どの要素も7~8割以上で「満足」と評価されていますが、全般的に親世帯の満足度が子世帯より高くなっています。とくに「分離度」については差があり、子世帯では「不満」の評価が1/4以上の世帯でみられています。子世帯の方が、自分達の独立性やプライバシーに敏感のようですね。


では、次ページでは具体的に良かった点についてご紹介しましょう。